購買や来場以外の貢献も評価するファンクラブへ
──ベイスターズにはファンクラブ組織がありますが、ファンクラブ会員とのコミュニケーションやサービス提供において心がけていることはありますか。
大事にしているのは「良い意味で期待を裏切りつつ、悪い意味で期待は裏切らないこと」です。ファンクラブ会員の方は、ベイスターズのことをよく知っている分、期待がより大きいと思います。そこを良い意味で裏切ってさらに好きになってもらいつつ、期待を裏切って信用を失うようなことがない状態を目指しています。
──ベイスターズは2024年、ファンクラブ組織をリニューアルし名称を「BlueMates」に変更しました。ここにはどのような思いがあったのでしょうか。
ファンとの中長期的な関係性を考えたときに、単にお金を使ってくださる方だけでなく、新規ファンの方をたくさん誘って来てくださったり、常日頃ベイスターズのことを話題にしてくださったり、様々な形でベイスターズに貢献してくださる方にも応えたいと思っています。今回のファンクラブ制度のリニューアルを機に、そう合の中で起きた出来事やヒーローインタビューでの選手の発言、SNS上で話題になった投稿など、ベイスターズならではのモーメンいった購入金額や来場回数以外の要素でもポイントを獲得する仕組みを取り入れていく予定です。
また、これまでのファンクラブではチケットや球場での体験を重視したサービスが多くなっていました。今回のリニューアルでは、購入以外の行動もポイントとして付与し、それを使ってベイスターズオリジナルのグッズや体験に交換できる仕組みに変更しています。これにより、ベイスターズとファンの皆様との関係が長期的に続くことを目指します。
──最後に今後の展望を教えてください。
私たちは「100年先へ、野球をつなごう。この横浜で、感動を分かち合おう。」をビジョンに掲げています。100年後も多くの方にベイスターズを応援してもらうために、現状の良い部分は引き継ぎながら、環境の変化に合わせて変トをいち早く見つけて、即グッズ化するようにしています。えるべきところは変えていきます。
また、ベイスターズを通じて誰かの人生に彩りを与えたいと考えています。コロナ禍でスポーツは不要不急の最たるものとして扱われてきました。それでも、ベイスターズが勝った・負けたという情報で人との会話やつながりが生まれ、それだけで生活が変わります。今後もそういった存在であり続け、その会話やつながりをもっと広げていきたいです。