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『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

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【特集】お客様の「ご愛顧」を得るには?

良い意味で期待を裏切る、横浜DeNAベイスターズのファン増加戦略

 2023年のホームゲーム観客動員数は約228万人と、1試合あたりの平均動員数が過去最多となったプロ野球球団・横浜DeNAベイスターズ。同球団はいかにしてファンからのご愛顧を獲得しているのだろうか。ビジネス全般を統括する林氏にファンを獲得し、ファンとのつながりを強める秘訣を聞いた。

※本記事は、2024年2月刊行の『MarkeZine』(雑誌)98号に掲載したものです

課題は認知・無関心層からのファン化

──最初にベイスターズにとってのお客様=ファンの定義をうかがえますでしょうか。

 プロスポーツの場合、スポーツ視点のファンとマーケティング視点のファンがあると思っています。スポーツ視点で言えば、「ベイスターズを応援したい」と思っている方すべてをファンと定義しています。

 一方、マーケティング視点のファンの定義は、年間に複数回球場に足を運んでいただく、グッズを購入いただくといった行動の積み重ねでロイヤルティを高めていくことが評価軸の一つになっています。私たちはファンピラミッドを設計し、様々なデータを基にファンになる前の興味・関心層からコアなファン層まで階層分けし、各階層にどのくらいの人がいるのか見ながら階層別に施策を展開しています。

株式会社横浜DeNAベイスターズ 取締役 ビジネス統括本部 本部長 林 裕幸(はやし・ひろゆき)氏 事業計画策定、「コミュニティボールパーク」化構想(球場改修企画)策定、マーケティング分析・顧客戦略策定などを担当。2017年より 経営・IT戦略部部長に就任。2020年から現職でビジネス全般を統括。
株式会社横浜DeNAベイスターズ 取締役 ビジネス統括本部 本部長 林 裕幸(はやし・ひろゆき)氏
事業計画策定、「コミュニティボールパーク」化構想(球場改修企画)策定、マーケティング分析・顧客戦略策定などを担当。2017年より 経営・IT戦略部部長に就任。2020年から現職でビジネス全般を統括。

──ファンピラミッドの階層の中でも、どの階層からどの階層に引き上げるのが難しいですか。

 一番難しいのは、認知層および興味・関心層を、ベイスターズのファン層に引き上げていくところです。ありがたいことに我々のホームスタジアムがある横浜市、そしてメインターゲットとなる神奈川県にお住まいの成人の方の認知率は高いですし、興味・関心を持っています。しかし、そこから来場する、ファンになるのには、高いハードルがあると考えています。

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ファン化のカギは「子ども」と「コラボ」

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/04/24 14:28 https://markezine.jp/article/detail/44892

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