SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第107号(2024年11月号)
特集「進むAI活用、その影響とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

電通デジタル、2030年の未来トレンドをまとめた「電通未来曼荼羅2024」を発表 22のテーマを刷新

 電通デジタルと国内電通グループ5社は共同で、2030年までに起こるとされるトレンドをまとめ、未来起点の経営戦略立案や新規事業、サービス開発に活用できる「電通未来曼荼羅2024」を発表した。

 中期未来予測ツール「電通未来曼荼羅」は2010年に提供を開始し、「人口・世帯」「社会・経済」「科学・技術」「まち・自然」の4つのカテゴリーにトレンドテーマを網羅的に分類。それぞれの概要とデータ・関連トピック、それらが未来にもたらす変化や重要になる視点をまとめたものだ。

電通未来曼荼羅2024未来トレンド72テーマと未来へのヒント・視点一覧(クリックして拡大)

 「電通未来曼荼羅2024」は時代の変化に合わせて前年度版から22のテーマを刷新し、72のトレンドテーマを設定。2030年までの6年間に起こり得る未来トレンドの中において、近年急速な広まりを見せ、今後のビジネスに多大な影響を与えると予測される価値観やテクノロジー、社会動向を踏まえている。

 追加されたトレンドテーマ例としては、以下が挙げられる。

・単一的な経済指標から、多元的な豊かさ指標へ
経済実績と社会発展の尺度としてGDP(国内総生産)が活用されているが、“所得と消費がもたらす豊かさ”とは、幸福度、潜在能力、健康、社会的つながりなど包括的な人間の豊かさから見ればほんの一部に過ぎず、今後単一的な経済指標のみならず、多元的な豊かさ指標を確立する動きが活発化していく。

・多死社会、終末デザインビジネスが拡大
2030年に向けて年間死亡者数は増加傾向。死と向き合う機会も時間も多くなり、死生観や死に対するイメージ、死への向き合い方を捉え直す動きが活発化する。また家族が終活や葬儀を担ったり、墓を継承したりするのがさらに難しくなる中、デジタルも活用して「他人や自然環境に迷惑をかけない」エンディングデザインが普及拡大。AIによる故人再現サービスの進展により、デジタル上で「永遠に生き続ける」ことも可能に。

・時間資源の貨幣化による新たな経済圏
すべての人に等しく分配されている時間という資源。特に若い世代がタイパ(タイムパフォーマンス)を重視すると言われており、そこに大きな経済圏が形成され始めている。

・多様化し拡大するジェンダーテック
女性の健康に関する課題をテクノロジーで解決することを目指す「フェムテック」の動きは世界中に広がり、それは「生物学的性/性自認/性的指向/性表現」において、あらゆるジェンダーを対象としたジェンダーテックへと拡大。さらには生物学的・社会的性差分析を取り込むジェンダード・イノベーションという概念が生まれ、その市場の拡大が見込まれる。

【関連記事】
電通デジタル、未来予測ツール「Web3未来曼荼羅」を提供 計45の兆しを紹介し、ビジネス構想を支援
電通グループ4社、2030年までに起こりうる未来トレンド「電通未来曼荼羅2023」を発表
電通デジタル、国内外のグローバル企業のデジタルビジネスを支援する組織「DDGC」を新設
電通デジタル、経営層・事業責任者向けDX方針策定プログラムの提供を開始 全社横断DXをサポート
電通デジタル、電通デジタルアンカーを完全子会社化 事業のさらなる拡大を目指す

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2024/03/04 07:45 https://markezine.jp/article/detail/45033

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング