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米国最新事情レポート『BICP MAD MAN Report』

「コンサル vs 広告会社」に一解を与えるアクセンチュアと財務の背景

人手の需要が高まるコンサルの中身

 コンサル業界でAccentureがカバーする規模の大きさは、従業員数からもわかる。Accenture のグローバルの従業員数は73.3万人、コンサルBIG4は30〜40万人規模の従業員を抱えている。わかりやすい比較対象として、電通グループは世界で7万人台と桁が一つ小さい。AccentureやBIG4、MBBの規模感が思っている以上に大きいことが伝わるだろう。

 さらに近年コンサル各社の従業員数が急増している(図表2)。任意抽出の表だが、この5年間で約70%増だ。これには、企業根幹(財務・金融)に連動するAI・DX・グローバルの新規案件数をプロ人員で対応すべきという背景がある。

 事業戦略コンサル事業の本来の意味(お金のプロ・医師)を理解せず、何でもコンサルとする、まるで医師免許を持たない脱毛サロンが「美容コンサル」として病院扱いされるような軽い“カンチガイ”にくれぐれも陥らぬよう。

 「コンサル」と称する事業に従事する者は、金融・財務を土台として何を「コンサル業務」として市場を競っているのか確認すること。コンサル業務を委託する側にいる読者は“ホンモノ”のコンサルを受けているかを振り返る機会としよう。

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この記事の著者

榮枝 洋文(サカエダ ヒロフミ)

株式会社ベストインクラスプロデューサーズ(BICP)/ニューヨークオフィス代表
英WPPグループ傘下にて日本の広告会社の中国・香港、そして米国法人CFO兼副社長の後、株式会社デジタルインテリジェンス取締役を経て現職。海外経営マネジメントをベースにしたコンサルテーションを行う。日本広告業協会(JAAA)会報誌コラムニスト。著書に『広告ビジネス次の10年』(翔泳社)。ニューヨーク最新動向を解説する『MAD MAN Report』を発刊。米国コロンビア大学経営大学院(MBA)修了。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2024/03/08 09:30 https://markezine.jp/article/detail/45065

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