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動画広告、広告種別で最も高い成長率に/電通グループ4社が「2023年 日本の広告費」の詳細分析を発表

 国内電通グループ4社(CCI/電通/電通デジタル/セプテーニ)は、電通が2024年2月に発表した「2023年 日本の広告費」の調査結果の詳細分析を公開。インターネット広告媒体費の内訳を広告種別・取引手法別などの切り口で分析し、2024年の予測を加えた「2023年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」として発表した。

検索連動型広告が初めて1兆円を突破

 まず、2023年のインターネット広告媒体費は、前年比108.3%の2兆6,870億円(電通「2023年 日本の広告費」より)となった。広告種別で見ると「検索連動型広告」は推定開始以降初めて1兆円を突破。前年比109.9%の1兆729億円となり、構成比では最も高い39.9%だった。

 また「ディスプレイ広告」は前年比104.5%の7,701億円(構成比28.7%)、「ビデオ(動画)広告」は前年比115.9%の6,860億円(構成比25.5%)となった。

インターネット広告媒体費の広告種別構成比(クリックして拡大)

【広告種別の定義】
成果報酬型広告:インターネット広告を閲覧したユーザーが、あらかじめ設定されたアクションを行った場合に、メディアや閲覧ユーザーに報酬が支払われる広告
検索連動型広告:検索サイトに入力した特定のワードに応じて、検索結果ページに掲載する広告
ディスプレイ広告:サイトやアプリ上の広告枠に表示する画像・テキストなどの形式の広告
ビデオ(動画)広告:動画ファイル形式(映像・音声)の広告
その他のインターネット広告:上記以外のフォーマットのインターネット広告。メール広告・オーディオ(音声)広告・タイアップ広告などを含む

運用型広告、インターネット広告媒体費の9割に迫る

 次にインターネット広告媒体費を取引手法別に見ると、「運用型広告」は前年比110.9%の2兆3,490億円で、インターネット広告媒体費に占める構成比は87.4%となった。「予約型広告」は前年比100.0%(2022年:2,647億円、2023年:2,648億円)とほぼ横ばい、「成果報酬型広告」は前年比75.8%と減少した。

インターネット広告媒体費の取引手法別構成比(クリックして拡大)

【取引手法の定義】
成果報酬型広告:インターネット広告を閲覧したユーザーがあらかじめ設定されたアクションを行った場合に、メディアや閲覧ユーザーに報酬が支払われる広告
運用型広告:検索連動型広告およびデジタル・プラットフォーム(ツール)やアドネットワークを通じて入札方式で取引される広告
予約型広告:純広告やタイアップ広告として、代理店・メディアレップ経由もしくは直接広告主に販売された広告、およびデジタル・プラットフォーム(ツール)やアドネットワークを通じて非入札方式(固定価格)で取引される広告

ビデオ(動画)広告が運用型・予約型いずれも伸長

 広告種別と取引手法別を合わせて見ると、インターネット広告媒体費全体で運用型の「検索連動型広告」が39.9%と、最も構成比が大きい結果に。次いで運用型の「ディスプレイ広告(25.8%)」、運用型の「ビデオ(動画)広告(21.5%)」となった。また「ビデオ(動画)広告」は運用型が前年比117.2%、予約型が前年比109.1%といずれも伸長した。

インターネット広告媒体費の取引手法別×広告種別構成比(クリックして拡大)

ビデオ(動画)広告は広告種別で最も高い成長率に

 「ビデオ(動画)広告」は全体で前年比115.9%の6,860億円となり、広告種別で最も高い成長率を示した。内訳を見ると、「インストリーム広告」は3,837億円(構成比55.9%)となり半分以上を占めた。一方「アウトストリーム広告」は3,022億円(構成比44.1%)となった。

ビデオ(動画)広告種類別構成比(クリックして拡大)

【ビデオ(動画)広告の定義】
動画ファイル形式(映像・音声)の広告。以下を含む
インストリーム広告:動画コンテンツの前・中・後に再生する動画ファイル形式の広告
アウトストリーム広告:ディスプレイ広告枠などの動画コンテンツ外で表示される、動画ファイル形式の広告。Web上の広告枠や記事のコンテンツ面などで表示される、インフィード広告で動画ファイル形式のものも含む

 また、取引手法別では運用型広告が84.4%を占めた。

ビデオ(動画)広告取引手法別構成比(クリックして拡大)

ソーシャル広告は前年比113.3%と伸長

 「ソーシャル広告」は、9,735億円(前年比113.3%)に。インターネット広告媒体費の36.2%となり、前年よりも1.5ポイント高まった。

ソーシャル広告の構成比推移(クリックして拡大)

【ソーシャル広告の定義】
ソーシャルメディアのサービス上で展開される広告。ソーシャルメディアとは、ユーザーが投稿した情報をコンテンツとし、ユーザー間で共有・交流するサービスを提供するメディア(プラットフォーム)

 また、ソーシャル広告を種類別に「SNS系」「動画共有系」「その他」に分類。すると、「SNS系」が4,070億円(構成比41.8%)、「動画共有系」が3,372億円(構成比34.6%)となり、合わせて76.4%を占めた。

ソーシャル広告の種類別構成比(クリックして拡大)

【ソーシャル種別の定義】
SNS系:SNSプラットフォーム(動画共有系を除く)
動画共有系:ユーザー投稿型動画共有サイト
その他:ブログや電子掲示板など

2024年のインターネット広告媒体費、前年比108.4%成長の見込み

 続いて、インターネット広告媒体費総額の推移(予測)を公開した。2024年も堅調に拡大し、前年比108.4%の2兆9,124億円になる予測だ。

インターネット広告媒体費総額の推移予測(クリックして拡大)

 最後に、ビデオ(動画)広告市場の推移を予測。2024年も二桁成長を維持し、前年比112.2%の7,697億円になる見通しに。「アウトストリーム広告」と「インストリーム広告」は、ほぼ同等の成長を見込んでいる。

ビデオ(動画)広告市場の推移と予測(クリックして拡大)

【調査概要】
調査時期:2023年12月~2024年2月
調査方法:以下の調査に基づき、推定作業を実施
(1)インターネット広告媒体社などを対象としたアンケート調査(Web調査)
(2)上記の追加ヒアリング調査
(3)各種データ収集・分析

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2024/03/12 13:44 https://markezine.jp/article/detail/45098

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