アクセンチュアとアドビは協業体制に基づき、アドビの画像生成AIツール「Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)」を活用した業界特化型のソリューションを共同で開発。これにより、企業はパーソナライズされたコンテンツを大規模に展開させることが可能となる。
アクセンチュアでは、Adobe FireflyのCustom Modelsをアクセンチュア ソングが提供するマーケティングサービスに統合することで、顧客が保有するデータやクリエイティブアセット、ブランドガイドラインに基づいて開発されたAIモデルの学習に必要な知見を顧客に提供する。
両社で開発するソリューションは、まず小売り・消費財、自動車、金融サービス、ヘルスケア業界を対象に展開。同ソリューションにはアクセンチュアが持つデータ、AIエンジニアリングに関するスキルやブランド体験の構築支援など、様々なサービスが組み合わされている。さらに、アドビの生成AIを活用する各ソリューションや顧客のシステムと連携させ、業界に特化したコンテンツを作成することが可能だ。
また取り組みの一環として、アクセンチュアは自社のマーケティング組織内においてもAdobe Fireflyを活用。Firefly Custom Modelを使用してサービスを提供する19の業界に合わせて、コンテンツをカスタマイズしていく。
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