アドビは、「XYZ世代間の生成AIに対する意識と使用実態」の調査結果を発表した。
生成AIの認知はX世代が最も多く、利用経験はY世代が最多
同調査では40~65歳をX世代、25~39歳をY世代、15~24歳をZ世代と定義。まず、生成AIの認知状況を尋ねた。「言葉の意味を知っている」「意味は知らないが、言葉を聞いたことがある」を合わせて、X世代で68.4%、Y世代で67.4%、Z世代で59.4%が認知。X世代での認知度が最も高い結果となった。
生成AIを生活の中で目に触れる比率を調査すると、Z世代は20.0%が「40%以上」と回答。Y世代との差が4.7ポイント、X世代との差は9.7ポイントだった。
また、文章生成AI・画像生成AI・動画生成AI・翻訳生成AIの使用経験についてそれぞれ質問した。結果、どの種類の生成AIにおいてもY世代の利用経験が最も高い結果に。
特に画像生成AIでは、Y世代では「使っている(11.0%)」「使ったことはあるが、現在は使っていない(12.0%)」が合わせて23.0%となり、Z世代と3.6ポイント、X世代と16.3ポイントの差があった。
Z・Y世代にとっては「おもしろいコンテンツを生み出す」、X世代では「仕事を手伝ってくれる」
次に生成AIに対するイメージを尋ねると、Z・Y世代では「おもしろいコンテンツを生み出すもの(Z世代39.0%・Y世代34.0%)」が最多に。一方、X世代では「仕事を手伝ってくれるもの(37.3%)」が最も多かった。
続いて、生成AIを通し自分のクリエイティビティが向上するか質問すると、全世代で「向上すると思う(9.9%)」「やや向上すると思う(35.6%)」と、合わせて45.5%が「向上する」と回答した。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
実施対象:全国の15~65歳の男女900人(世代・性別それぞれ均等割り付け)
調査期間:2023年7月5日(水)~7月6日(木)
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