クロス・マーケティングは「SDGsに関する調査(2024年)」を実施。認知率の推移やSDGs教育の有無といったSDGsの浸透状況について、分析を行った。
2024年のSDGsの認知は84%で横ばい傾向に
まず、SDGsの認知率(「名称も内容も知っている」「名称は聞いたことがある」の合計)を調査。2024年は84%となり、2022年から横ばい傾向が続いた。2023年より認知率がやや高まったのは、男性50代と女性30代であった。
SDGs認知者のうち、「学校や職場で教育・研修を受けた経験がある」と答えた人は17%に。18~29歳では3割となった。
SDGs関連ワードの認知率で高いのは「食品ロス」「再生可能エネルギー」
次に、SDGsの17の目標について尋ねた。内容を知っているものは、「1.貧困をなくそう」「2.飢餓をゼロに」「5.ジェンダー平等を実現しよう」が上位に入った。重要だと思うものとしては、「1.貧困をなくそう」「2.飢餓をゼロに」「3.すべての人に健康と福祉を」「6.安全な水とトイレを世界中に」「14.海の豊かさを守ろう」「13.気候変動に具体的な対策を」が、いずれも3割台だった。
SDGsに対する理解と関連ワードの認知について調べると、「あなたにとってのSDGsは」という質問には「未来(自分たちの子孫)のために、必ず達成したい目標」「自分が日々意識して、行動に結びつけるための目標」が2割で上位となり、特に60代が高かった。
また、SDGs関連ワードの認知率(「名称も内容も知っている」「名称は聞いたことがある」の合計)は、「食品ロス」「再生可能エネルギー」「地産地消」で7~8割に。これ以外のワードも、ここ3年間で微増した。
【調査概要】
調査手法:インターネットリサーチ
調査対象:全国47都道府県の18~69歳の男女(人口構成比に応じて割り付け)
調査期間:2024年6月1日(土)~3日(月)
有効回答数:本調査2,500サンプル
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