フォロワー数増や商品認知の拡大に効く
──まずは皆さまの自己紹介からお願いします。
宮﨑:ユニークビジョンのディレクターとして、クライアントにSNSマーケティングツールを提供しています。広告代理店や広告主のご担当者から「こんなキャンペーンを実施したい」という要望を頂戴し、リッチなブランド体験を提供できるよう、社内のエンジニアと協力しながらツールの開発やキャンペーンの実施までをディレクションする立場です。
瀧川:私はサイバー・バズにおいて、広告運用本部のブランド局長を務めています。主にSNS広告を用いたブランド認知施策の提案から運用までを担う部署です。
──最近はSNS上で企業アカウントを通じた様々なキャンペーンを目にするようになりました。中でも盛り上がりを見せているのがインスタントウィンではないでしょうか。インスタントウィンの概要や期待できる効果を改めて教えてください。
瀧川:インスタントウィンとは、応募したその場で当落がわかる抽選の仕組みです。SNS上のキャンペーンでも取り入れられています。
たとえばXの場合、ユーザーが企業アカウントのフォローと当該ポストのリポストでキャンペーンに参加すると、自動返信で当落がわかる仕組みを実装できます。“X上で即座にわかる”点が肝要で、当落が後日わかるキャンペーンよりも非常に高い参加率を示す傾向にあります。
──どのような目的で実施されることが多いですか?
瀧川:企業アカウントのフォロワー数の最大化や、商品の認知拡大のために実施されることが多いです。インスタントウィンがまだ新しかった頃は、流行りのキャンペーン手法のような扱いでしたが、インスタントウィンの効果を実感している広告主は多く、今ではSNSマーケティングの定番手法の一つとして定着していると思います。
実施を阻むコストの壁をどう乗り越える?
──具体的にどうすればインスタントウィンキャンペーンを実施できるのでしょうか。
宮﨑:当社が提供するXのキャンペーンツール「Belugaキャンペーン for X」に、インスタントウィンを実施できるメニューがあります。それを利用すれば、自動返信で当落を報せる仕組みが実装可能です。返信の種類や当選数などを無制限かつ細かく設定できる上、オプション機能の開発にも対応しているため、インスタントウィンキャンペーンを完全オーダーメイドで設計していただけます。
──高い効果が見込める一方、一般的な抽選キャンペーンなどに比べると実施のハードルは高そうです。
瀧川:広告主からすると、コスト面にハードルがあります。通常のキャンペーン費用に加えて、当落の自動返信を可能にするキャンペーンツールの利用費がかかるためです。TwitterからXへの変更にともない、一定額以上のX広告を出稿している企業でなければインスタントウィンが実施できなくなったことも制約と言えるでしょう。これまでは「とりあえずやってみよう」と実施を決めるクライアントが多かったのですが、実施を見送るケースも少なくありません。
せっかく高い効果を期待できるキャンペーンであるにもかかわらず、コストを理由に実施を見送るのはもったいないです。お付き合いの長いユニークビジョン様には、このようなクライアントの声をフィードバックし、ハードルを取り除く手立てを相談していました。
コスト約4分の1で従来と同じ効果が出せる
──コスト面のハードルをクリアするメニューとして、ユニークビジョンではセルフサーブ型のキャンペーンツール「インスタントウィン セルフ」を広告代理店向けに提供しているとうかがいました。メニューの概要や、インスタントウィンとの違いを教えてください。
宮﨑:ハンズオン型のインスタントウィンとは異なり、インスタントウィン セルフなら当社の設定や確認を挟まずにキャンペーンを実施いただけます。すべての対応を広告代理店様の中で完結できるため、実施スケジュールの短縮およびツール利用費の大幅なカットが可能です。入稿時の管理画面がシンプルな点も特徴で、キャンペーンをクイックに設定していただけます。
瀧川:インスタントウィンと比較すると、インスタントウィン セルフの利用にかかるコストは約4分の1です。にもかかわらず、これまでと同様の効果を出せる点に大きな魅力を感じています。インスタントウィン セルフによって、インスタントウィンキャンペーンを実施するクライアントの幅も広がりました。
また準備期間を大幅に短縮できるため、クライアントから急な要望があった場合も即座に対応できます。Xのマーケティングパートナーであるユニークビジョン様が提供しているツールですから、信頼度も高いです。
フォロワーは2万人増!ツール利用費も回収
──インスタントウィンとインスタントウィン セルフ、それぞれの特徴やメリットがあるように思います。各ツールをどのようなクライアントにおすすめしたいですか?
宮﨑:冒頭で申し上げた通り、通常のインスタントウィンでは様々なオプションを追加できます。完全オーダーメイドのキャンペーンを実施できるため、広告主が大切なタイミングでインパクトの大きい施策を実施したいときに、弊社からも様々な機能の提案が可能です。
一方、インスタントウィン セルフはコストを抑えつつ効果を感じていただけますから、インスタントウィンキャンペーンを初めて実施する場合や、キャンペーンを継続的に実施したい場合などに活用いただけると考えています。
──インスタントウィン セルフを活用して実施したインスタントウィンキャンペーンの事例があれば教えてください。
瀧川:あるヘアケアブランドの事例をご紹介します。同ブランドでは「Xアカウントのフォロワー数最大化」を目標として掲げていたため、インスタントウィン セルフの利用を提案しました。
具体的には、同ブランドのアカウントをフォロー&当該ポストをリポストすると、ヘアケア商品が抽選で当たるキャンペーンを実施しました。当初の予想を上回り、キャンペーンを通じてフォロワー数が2万人以上増加するなど、通常よりも低い単価でフォロワーを獲得できました。結果的に、ツールの利用費をペイできるほどの成果が得られました。
同ブランドではその後もインスタントウィンキャンペーンを継続して実施しており、同一企業の別ブランドでの実施にもつながっています。
成功の鍵は「毎日参加」と「落選者へのメッセージ」
──高い成果が得られた要因はどこにあったとお考えですか?
瀧川:キャンペーンを毎日参加形式にしたことです。ユーザーからすると、毎日参加形式は当選チャンスが上がりますし、広告主はインプレッションの広がりを期待できます。
瀧川:これも当落がその場でわかるインスタントウィンだからこそ実現できる形式です。ユーザーが「今日は外れたけれど、明日またチャレンジしよう」と思って参加してくれるため、これまでのキャンペーンに比べて一人あたりの参加回数は圧倒的に多いです。
また、自動返信にメッセージを添えることができるため、落選したユーザーに「明日もまた挑戦してね」と参加を促したり、商品の魅力を伝えたりするようにしました。フォロワー数の最大化だけでなく、商品理解の促進や継続的なコミュニケーションにも役立てる狙いです。
広告主のニーズに応じた提案・設計の重要性
宮﨑:今回紹介いただいたヘアケアブランドの事例では「フォロワー数の最大化」という目標と、インスタントウィン セルフの提供する機能がマッチしたのだと思います。アカウント立ち上げのタイミングや新商品の発売時など、様々なシーンで活用いただけるツールです。
宮﨑:サイバー・バズ様は、インスタントウィン セルフを使って支援されてきたキャンペーンの数も幅も非常に豊富なため、広告主のニーズに合わせた提案・設計に長けていらっしゃると思います。今回のように、キャンペーンへの継続参加を促したり、落選された方とも接点を持ち続けたりと、効果につながる仕組み作りができたのは、サイバー・バズ様だからこそだと感じています。
──最後に、両社の展望をお聞かせください。
瀧川:SNSキャンペーンにおいては、一人でも多くのユーザーに情報を届けられるアカウントが必要です。インスタントウィンキャンペーンは、アカウントのフォロワー獲得を狙える有効策であり、その実施にあたって懸念となる「コスト」や「スピード」を圧縮可能なインスタントウィン セルフは、私たちが自信を持って提案できるツールです。今後もクライアントのニーズに応じて積極的に提案・支援させていただきたいと思っています。同時に、お客様の声をユニークビジョン様に伝えながら、ともにより良いサービスを提供していきたいです。
宮﨑:瀧川様がおっしゃったように、インスタントウィン セルフはフォロワー数最大化と拡散力という観点から、当社が自信を持ってご案内できるツールです。認知拡大や購買促進を目指す企業様とは相性の良いツールですから、引き続きサイバー・バズ様をはじめ数多くの広告代理店様に活用いただきたいと思います。