新会社は、第一弾事業として任天堂株式会社の家庭用ゲーム機「Wii」を使ったデジタルコミック配信サービスを提供する。インターネットに接続されたWiiがあれば、「Wiiウェア」のソフトとして専用プレーヤーを購入し、新作・旧作コミックを楽しむことができる。また、WiiからニンテンドーDSへ持ち出す機能なども検討しているという。
今回、大手出版社4社とともに新会社を設立したトーセは、昭和54年に設立され、家庭用ゲームソフトやモバイル・インターネット関連コンテンツの企画・開発などの事業を手がけている。新会社の資本金7000万円のうち、3000万円はトーセが出資している。
リブリカは、デジタルコミック以外にも出版物・読み物コンテンツのデジタル配信の領域で新サービスの提供を行うとしており、今回資本提携を行った5社に留まらず、新たな企業の参加を呼びかけていく。
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