TOPPANとイオンリテールは、7月12日、Z世代向けの店舗送客手段としてメタバース空間を活用し、メタバース空間とリアル店舗を連携した施策の実施を発表した。夏祭りやイオン店内を舞台にした「メタバースイオン」を構築。2024年7月12日から8月18日まで期間限定で公開する。
メタバースイオンは、「夏祭りエリア」と「イオン店内エリア」の2つのワールドで構成。2つのゲームを楽しむことが可能だ。
「夏祭りエリア」では、屋台がモチーフの5種類の射的銃を使って楽しむ「巨大射的ゲーム」が登場。最大25人で同時に遊ぶことが可能だ。
一方「イオン店内エリア」では、バーチャル食品売り場内をカートに乗って競争する「買い物競争ゲーム」で遊べる。同ゲームでは、イオンの食品売り場をモチーフにした4つのステージが登場する。
両ゲームともハイスコアを獲得することで、限定のバーチャルアクセサリーを入手できる。
同施策により、従来のメタバースが抱えていた課題である店舗送客を実現。メタバースイオンの「イオン店内エリア」内にて、対象店舗で使用可能な「値引きクーポン」や人気VTuberの描き下ろし壁紙を入手するための合言葉を掲出する。
これらの合言葉を、特典受け取り対象店舗からしかアクセスできないWebサイト上で入力することで、Z世代に人気のVTuberの限定描き下ろし壁紙を特典としてダウンロードできる仕掛けを展開し、若年層の店舗送客を目指す。
なお、同施策のメタバースプラットフォームには、clusterが活用された。
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