「clipp」(http://clipp.in/)は、ウェブページから必要な情報を切り取って保存し、他のユーザーと共有する「Webのスクラップ帳」。会員登録をして専用のブックマークレットをブラウザのツールバーに設置したら、気になる情報が表示されているページを開いてブックマークレットのボタンをクリックするだけ。自動的にページ上のテキスト・画像・動画、リンクのデータを取り込んでくれる。
そのページにあるすべての画像はすべてサムネールとして取り込まれるが、保存できるのはそのうち1点だけ。取り込んだ情報を編集し、コメントやタグを入力して「変更を保存」ボタンをクリックすると「clipp」のサイトに投稿され、ほかのユーザーと情報を共有することができる。
clippのサイトでは、ほかのユーザーのスクラップブックから自分のスクラップブックに転載できる「リブログ」機能や、同じ趣味のユーザーのスクラップブックをチェックできる「フォロー」機能を利用できるほか、フォローしているユーザーだけで情報を共有したり、投稿した記事を「Twitter」に通知することも可能。
このように切り取って楽しむのは簡単なのだが、登録できるコンテンツは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスなどのライセンスによって、転載が許可されているものか、登録者自身が権利者の場合に限られるので注意が必要だ。
今後は、ウノウが主体となってサービスを運用し、ユーザー数の増加や利用の状況を見ながら、両社で商用化を検討するとしている。
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