マーケティングDXのテクノロジー支援を行うEVERRISEは、自社で開発・提供するCDP「INTEGRAL-CORE(インテグラルコア)」に「セッション構築機能」を追加した。
INTEGRAL-COREは、顧客理解を深めることを目的としたマーケティングシステムで、顧客に関するデータをノーコードで統合し、加工、セグメントを作成できる。また統合データを外部連携機能でBIでの分析やMA、CRMでのマーケティング施策に利用可能だ。加えて、SQLを書いて実行できるジョブ機能を搭載し高度なデータ加工にも対応する。

今回、セッション構築機能を追加リリースしたことで、顧客の一連の行動をより分析・理解しやすくなった。
セッション構築機能における「セッション」とは、各チャネルにおけるユーザーの一連の行動を指す。具体例として、Webサイトに訪れてから離脱するまでの行動や実店舗における初回来店から購入までの過程などが挙げられる。本機能では、このような一連の行動を特定の期間や条件で区切り、ユーザーが特定の目的に向かって行動する「まとまり」として扱えるデータを作成できる。
これにより、Webサイトへの訪問を目的としたセッションの区切り方を行うGA4(Google Analytics 4)などの一般的なWebトラッキングとは異なる分析が可能になる。たとえばECサイトだと、購入が行われたタイミングを基準にセッションを区切り、購入を目的としたセッションを構築することで、「初回購入」「2回目購入」「n回目購入」といった単位でユーザー行動を分析し、施策立案に役立てられる。
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