電通デジタルは、企業の最適なAI利活用を目的に、トレジャーデータが提供する顧客データ活用サービス「Treasure Data CDP」のスモールスタート導入支援プログラム「CDP Growth Package」の提供を開始した。
企業が最適なAI利活用を行うためには、AIにデータを供給するための基盤となるCDPの整備が求められている。しかし多くの企業がCDPの整備において、膨大な顧客データの統合や各部署に対応したデータ活用施策の整理や、それにかかるコスト、工数など様々な課題を抱えていることで、導入に踏み切れないケースや効果的な利活用に結びつかないケースがある。
そこで同プログラムでは、AI利活用に関わるユースケースを限定することで、導入に関わる期間を最大3分の1、コストを最大10分の1まで圧縮し、Treasure Data CDPをクイックに導入する。同時に、顧客のプロファイル分析と分析結果に基づくセグメンテーションなど、データ活用に至るまでの一連のプロセスを電通デジタルが支援し、事業成果の創出を実現する。
CDPソリューションであるTreasure Data CDPは、190を超える標準コネクタによるデータ統合と複雑なセグメンテーションに対応できるため、最適な顧客インサイトの導出とマーケティング施策の改善が可能となり、市場から高い評価を得ている。
さらに今後、同社はTreasure Data CDPが保有する1stパーティデータと、同社のAIを活用したマーケティングソリューションブランド「∞AI」を連携し、より精緻な顧客インサイトを得て施策につなげることを構想している。たとえば、対話型AIの開発支援ソリューション「∞AI Chat」では、1stパーティデータの統合により、顧客とのコミュニケーションの質と効率を向上する効果が期待できる。
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