月間訪問者数は1億500万人、Twitchの最大の魅力はコミュニティ
Twitch(ツイッチ)はゲームのライブ配信でよく知られるライブストリーミング配信プラットフォームだ。創業は2006年、Justin.tvとしてスタートし、2011年にTwitchに名称を変更。その頃から“ストリーマー”と呼ばれるライブ配信者の人気を集めるようになった。2014年にAmazonが10億ドル近くで買収、現在はAmazonの子会社として運営されている。
配信だけでなく、コメントやRaidと呼ばれるチャンネルの送客で交流する機能、投げ銭のBitsや有料登録のSubscriptionといったストリーマーの収益化を支援する機能もある。YouTubeで収益化をするにはチャンネル登録者が500人以上などの条件があるが、Twitchはその10分の1の50人のフォロワー、配信時間も月7日/8時間以上など敷居を低く設定している。
ライブ配信では最大手と言われており、月間訪問数は1億500万人、任意の時間で250万人が視聴している。2023年には1,000万人が新たに配信を開始するなど、創業から18年が経った現在でもストリーマーは増え続けている。その背景には、Twitchのコンテンツカテゴリがゲームから雑談、音楽など多様化してきていることも背景にあるようだ。
20日のオープニングで、Twitchコミュニティを前にステージに立ったCEOのDan Clancy(ダン・クランシー)氏は、「コミュニティこそがTwitchの最大の魅力」と述べる。
「ここ(Twitch)には、コミュニティがある。好きなゲームのキャラクターのコスプレをしたグループ、ストリーマーが中継するゲームが好きなグループ、特定の音楽DJが好きなグループなど多様かつ自分が帰属意識を感じることができるコミュニティがある」とクランシー氏。「それこそがTwitchのミッションの本質だ。我々はストリーマーがコミュニティを構築できるようにするし、Twitchを覗きに来たファンが仲間を見つけ、帰属意識を感じられるようにする」と述べた。