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アダストリア、「.st(ドットエスティ)」を「and ST(アンドエスティ)」に名称変更し新会社設立

 アダストリアは、2024年12月1日付(予定)で、ECモール運営を中心とした「and ST(アンドエスティ)」関連事業を、新設した100%子会社であるアンドエスティへ承継することを決議した。

 同社は、2024年10月23日付で「.st(ドットエスティ)」を「and ST(アンドエスティ)」に名称変更。and STは、「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」など、30以上のブランドが集まるアダストリアグループの公式Webストアだ。

 アダストリアグループでは、中期経営計画のテーマに掲げる「アパレルカンパニーから、グッドコミュニティ共創カンパニーへ。」の実現を目指し、2022年よりand STプラットフォームを外部企業向けにオープン化。17社22ブランドが参画している。

 今回、外部企業の参画を加速させることを目指し、ECモール運営を中心としたand ST事業を独立運営とするため、新会社を設立した。

 新会社では、取引先企業との連携を深め、ファッション業界全体に新たな価値を提供する。デジタルとリアルを融合し、顧客のより良いショッピング体験を実現していく。

 具体的な事業としては、商品カテゴリー拡張のため、新規パートナー企業の出店拡大を目指すモール&メディア事業を推進。また、OMO型店舗「and STストア」の出店を拡大し、2025年には旗艦店の出店を計画している。さらに、「and STポイント」に加え「dポイント」「楽天ポイント」のトリプルポイント付与も開始する予定だ。

 加えて、アダストリアグループが手掛けるBtoBプロデュース事業やデジタルソリューション事業の領域においても、and ST参画企業とのシナジーを追求していく。

 BtoBプロデュース事業としては、多様な業種のリテールビジネス・ブランドビジネスのプロデュースからモノ作り、従業員ユニフォーム・企業ノベルティ・コラボアイテムといったプロダクトデザイン、住宅や施設休憩室の空間デザインなどを手掛ける。

 ソリューション事業としては、データ連携・物流倉庫連携などのマーケットプレイス機能やシステムソリューションなど、同社が持つ店舗・ブランドのテクノロジーを活用していく。顧客に対しても、ID/ポイント連携によるand STポイントの利用範囲の拡大や、パーソナライズを深化した顧客体験を創出し、「みんなの銀行」との協働による口座決済サービス、ウォレット機能による経済圏を構築する。

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MarkeZine(マーケジン)
2024/10/24 07:30 https://markezine.jp/article/detail/47318

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