自分の体重を気にする思春期の女の子は多いが、中には不健康なまでに体重が増えてしまう場合もある。Journal of Pediatricの最新号では、若い女性の体重増加に、インターネット利用、睡眠、アルコール、コーヒーの摂取が及ぼす影響を分析している。
ハーバード大学医学部、ブリガム アンド ウーマン病院、ワシントン大学の研究者は、全米50州の14~21才の女性5000人を対象に、生活習慣と睡眠時間、インターネット利用時間(仕事や学校での利用は除く)、アルコールとコーヒーの摂取量について調査し、調査開始時と1年後の調査終了時に身長と体重を測定している。
調査結果によると、インターネット利用時間が長く、アルコール消費が多く、睡眠時間が少ない人ほど体重の増加が見られたという。18才以上で、1週間に2つ以上アルコール飲料を摂取するか、1日の睡眠時間が6時間未満の女性は、それ以外のグループよりも多く体重が増加しており、さらにインターネット利用が加わると、1年で4ポンド(約1.8キログラム)体重が増える可能性があるという。
研究者は、夜間のネットサーフィンの代わりに睡眠をとり、アルコールの消費を避けるようにすることを勧めている。
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