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カーシェアサービスの利用経験、「こだわりシェアリング層」が最多に【NTTコム オンライン調査】

 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションは11月13日、「自動車の所有と利用に関する調査」の結果を発表した。

自動車サブスク・カーリースで所有する人は全体の1割程度

 現在の自動車の所有状況を見ると、自動車を所有している割合は全体で74.4%に。また「自動車のサブスクリプションサービス・カーリースにて所有している人」は1.4%、「以前に自動車を所有していたが現在は所有していない人」は9.1%となった。

 また、自動車を所有している人に対し、所有台数を尋ねたところ、複数台所有していると回答した人は26.9%となった。

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現在の自動車の所有状況

自動車を手放した理由は「不要になった」と「乗る機会がなくなった」が最多

 「以前に自動車を所有していたが現在は所有していない人」に対して自動車を手放した理由を聞いたところ、「自身が就職・転勤・転職で自動車が不要となったから」「自動車に乗る機会がなくなったため」がいずれも22.7%で最も多かった。

 次いで、「税金やメンテナンス、保険などの維持費が高いため」が21.1%、「経済状況が変化したから」が19.9%と続いた。

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「以前に自動車を所有していたが現在は所有していない人」における自動車を手放した理由

 今後の自動車所有意向については、現在自動車を所有している利用者は「今後も自動車を所有したい」と回答する割合が94.5%であった一方、現状自動車を所有していない人は、今後も保有する意向は高くない傾向が見られた。

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今後の自動車の所有意向

自動車で意識するポイントは「操作性のよさ」

 次に、自動車や運転に対する意識や考えについて全40項目で調査。肯定的な回答(「当てはまる」・「やや当てはまる」と回答)の割合を分析したところ、最も高かったのは「操作性のよさなど、運転しやすい自動車がよい」で80.0%だった。2位が「常に交通安全を気にかけている」で78.6%、3位が「燃費がよい自動車がよい」で78.3%と続いた。

 また、「運転する際はドライブレコーダーを付けたい」「安全性に対する評判がいい車に乗りたい」といった回答はいずれも7割を超えており、安全性に対する意識の高さがうかがえた。

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自動車や運転に対する意識や考えについて

自動車意識別の消費者のクラスター

 さらに同社は、自動車や運転に対する意識と自動車の保有状況に基づき、クラスター分析を実施。消費者を7つのクラスターに分類した。

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自動車意識別クラスターの特徴

 各クラスターでの過去1年間におけるカーシェアリングサービスの利用経験を見ると、自動車を所有していない「こだわりシェアリング層」が18.6%と最も高く、自動車を所有している「カーライフ重視層」が16.1%と続いた。

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過去1年間におけるカーシェアリングサービスの利用経験

4割超がカーシェアリングサービスに対して「自分にあった料金プランであること」を期待

 カーシェアリングサービスの利用で期待していることを見ると、全体で最も高いのは「自分にあった料金プランであること」で46.7%。次が「自宅の近くにステーションがあること」で34.8%となった。

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カーシェアリングサービスの利用で期待すること

 また、自動車非所有のクラスターがカーシェアリングサービスで期待することを分析すると、「価格敏感非所有層」および「こだわりシェアリング層」は全体よりも期待する項目が多い結果に。特に「価格敏感非所有層」では、5.1個と選択した個数が最も多かった。

 このことから、自動車の非所有層においては、カーシェアリングサービスへの期待が高い傾向が見られた。

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自動車非所有のクラスターにおける、カーシェアリングサービスで期待することの数

「スペック・環境重視層」ではハイブリッド車・電気自動車の所有を希望

 最後に、自動車を所有するクラスターにおける今後希望する自動車のタイプを調査。その結果、カーライフ重視層また生活必需品層ではガソリン車を希望する割合が高かった。一方で「コスパ・安全重視層」および「スペック環境重視層」においてはハイブリッド車・電気自動車を希望する割合が高くなった。

 特に「スペック・環境重視層」においては、過半数がハイブリッド車を希望。環境負荷が小さい自動車に対するニーズの高さがうかがえる結果となった。

【クリックすると拡大します】
自動車を所有するクラスターにおける、今後希望する自動車のタイプ

【調査概要】
方法:NTTコム リサーチによる非公開型インターネットアンケート
期間:2024年10月18日~2024年10月23日
有効回答者数:2,814人
回答者の属性:
男性 52.7%、女性 47.3%
20代以下 13.2%、30代 16.1%、40代 21.6%、50代 22.9%、60代以上 26.2%

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MarkeZine(マーケジン)
2024/11/15 15:15 https://markezine.jp/article/detail/47471

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