SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのセミナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第110号(2025年2月号)
特集「イマドキの中高生・大学生のインサイトを探る」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

リテールのマーケティングトレンド(AD)

購買につながる送客を実現 楽天市場の購買データとCriteoエンジンを掛け合わせた新たな活用方法

 リテールメディアの活用が進む昨今。広告の閲覧から商品の購買へとつなげるためには、広告主が保有する以上の豊富なデータに基づく広告配信と、CV計測の仕組みが不可欠だ。国内最大級のマーケットプレイス「楽天市場」を運営する楽天グループと、広大な配信ネットワークを保有するCriteoは、楽天市場のオーディエンスデータを活用し、ダイナミック広告をはじめとする広告配信を通じて楽天市場に出店する企業/ブランドの売上拡大を支援するという。本記事では両社の担当者を取材し、ソリューションの詳細を深掘りする。

リテールメディア文脈の新たな活用方法

──Criteoと楽天グループは、10年以上に亘って強固なパートナーシップを築いてきました。両社でどのようなことに取り組んできたのか、お話しいただけますか?

松尾(Criteo):当社が日本オフィスをオープンした当初より、主力ソリューションであるリターゲティング広告を「楽天市場」にて利用いただいています。

Criteo Head of Key Retailer & Brand, Solution Sales 松尾友直氏
Criteo Head of Key Retailer & Brand, Solution Sales 松尾友直氏

松尾(Criteo):現在では「楽天トラベル」「楽天モバイル」「Rakuten Fashion」「楽天銀行」といった楽天グループ様の様々なサービスにおいて、リターゲティング広告はもちろんのこと、プロスペクティング広告や動画広告など当社のマーケティングソリューション全般を利用いただいています。

 また、楽天市場のオーディエンスデータとCriteoのテクノロジーを組み合わせたソリューション開発にも力を入れています。直近では、楽天市場のオーディエンスデータを活用した新広告ソリューションをこのたびリリースしました。

──新広告ソリューションは、Criteoが注力しているリテールメディア領域の一環なのでしょうか?

松尾(Criteo):当社では、リテールメディア専用のプラットフォームをプロダクトとして既に提供しています。そもそもリテールメディアとは「小売事業者が保有する会員のデータ、アプリ、ECサイト、実店舗などの資産を活用し、オンライン広告、クーポン、店頭サイネージなどの媒体を通じて、消費者とのコミュニケーションおよび広告効果の可視化を図るためのソリューション」であると解釈しています。今回のソリューションもその一環と言えます。

楽天市場への送客で購買を後押し

──これまでも楽天のデータを活用した広告配信の仕組みはあったとうかがっています。

日下部(Criteo):おっしゃるとおり、既にCriteoは楽天が提供する「RMP-Display Ads」の配信先の一つです。こちらは主にクライアントの自社ECサイトなど、オウンドメディアへの送客に使われています。

Criteo Brand sales 日下部圭祐氏
Criteo Brand sales 日下部圭祐氏

日下部(Criteo):その上で、クライアントから「楽天市場内部に送客したい」との声が数多く寄せられました。楽天ユーザーの中には楽天市場でショッピングをする方が多いため、そちらへ誘導したほうが購買につながりやすいのでは? という仮説が声の背景にあります。

秦(楽天):当社でも同様のクライアントニーズを感じていました。かつては自社ECサイトと楽天市場を異なる部門で管理・運営する企業が多かったのですが、最近では両者を同じ「EC事業」と捉え、部門横断でマーケティングを推進するケースが増加しています。

楽天グループ アカウントイノベーションオフィス ヴァイスジェネラルマネージャー 秦俊輔氏
楽天グループ アカウントイノベーションオフィス ヴァイスジェネラルマネージャー 秦俊輔氏

秦(楽天):その兼ね合いもあり、楽天市場のユーザーデータを活用したセグメント配信においては「自社ECサイトよりも楽天市場に送客したほうが高いCVRを期待できる」という認識が広がっているのです。

日下部(Criteo):新広告ソリューションは「楽天データ×Criteo」という仕組みはそのままに、楽天市場内部へ送客することにより、メーカーや出店店舗の販促・マーケティング施策を支援できます。

次のページ
楽天市場の未購入ユーザーにもアプローチが可能

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
リテールのマーケティングトレンド連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:CRITEO株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2025/03/10 10:00 https://markezine.jp/article/detail/47567

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング