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TikTok広告マーケティング最新事例&動向(AD)

UQ WiMAXがTikTokでブランド認知を3.6%拡大。ショートドラマで利用イメージを喚起

事例がまだ少ないショートドラマを成功に導く方法とは?

――ショートドラマとクリエイタータイアップを組み合わせるとのことですが、具体的にはどのような施策を展開したのでしょうか。

草野:名称認知率を向上させることをKPIに、2話ずつ5つのストーリーによる10本のショートドラマを制作していきました。それぞれのストーリーにWiMAX +5Gを絡めています。

@wimax5g.drama.official 『配信がヤバすぎる_2話』 #UQ #WiMAX #ショートドラマ #ピンチ #ひとりじゃないみたいだ [出演]@古森もぐ @PeruPines (ペルピンズ) @きょんぺい オリジナル楽曲 - UQ WiMAX公式ドラマアカウント

田村:ショートドラマの出演者にはTikTokで活躍するクリエイターを起用し、その方にタイアップ動画を公開していただきました。タイアップ動画ではより商品について理解してもらえるような内容にしつつ、ドラマについても告知していただきました。

 また他にもショートドラマに出演するクリエイターが登場するLPを用意する、ショートドラマのトンマナに合わせた6秒広告も制作してTikTokや他の動画配信プラットフォームに配信するといった取り組みも行いました。

KDDI株式会社 ブランド・コミュニケーション本部コミュニケーションデザイン部 クリエイティブ企画グループ 田村 真澄氏
KDDI株式会社 ブランド・コミュニケーション本部コミュニケーションデザイン部 クリエイティブ企画グループ 田村 真澄氏

吉田:タイアップ動画に関しては、盛り上がりを作るために「いいね祭り」という企画を実施しました。動画のいいね数が多いクリエイターは公式のWebCMの出演権が獲得できるという取り組みを行い、クリエイターのファンのエンゲージメントを高めました。

 また、UQコミュニケーションズ様が作成したLPとは別にTikTok上で見られるLPを制作できる「インスタントページ」を用いて、各ショートドラマや他のクリエイター動画に遷移できるようにしました。

――施策を成功に導くために工夫した点はありますか。

吉田:10本のショートドラマを5つのストーリーに分けて制作した点ですね。企業のショートドラマはまだ成功事例が少なく、取り扱う商品やサービスによって効果的なストーリーや構成、キャスティングが異なります。

 そのため、2話構成の5つのストーリーを作成し、WiMAX +5Gと相性の良いストーリーや構成、訴求の仕方を模索していきました。

コンテンツの回遊を促しブランド認知率の向上に成功

――今回の施策で得られた成果について教えてください。

蓮見:今回のKPIである名称認知率についてはブランドリフト調査を実施しました。結果として、ブランド認知率を3.6%上昇させることができました。

TikTok for Business Japan Global Business Solutions, Strategic Accounts, Client Solutions Manager, Tech and Telco 蓮見 賢也氏
TikTok for Business Japan Global Business Solutions, Strategic Accounts, Client Solutions Manager, Tech and Telco 蓮見 賢也氏

蓮見:通信サービスは無形商材であり、他の業界に比べてブランド認知率を上昇させるのは難しいとされています。しかし、今回の取り組みでは、想定を大きく上回る結果を記録することができました。

草野:私たちの調査でも、ターゲットである20代の名称認知率の目標を達成できました。テレビCMを中心とした施策ではなかなか上がらなかった層に対し、コストを抑止しながら、KPIを達成できたことは大きな実績として捉えています。

 また、コメントやいいねなどのエンゲージメントもいいね祭りやショートドラマへのクリエイター起用の効果もあってか非常に高い数値となっていました。また、ブランド認知だけではなく、内容理解と利用意向の指標をリフトできたことも意義の大きい活動でした。

吉田:今回ショートドラマというフォーマットを利用したことで広告感もより薄くでき、エンゲージメントと再生完了率を高めることに成功したと考えています。

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ブランド名が入っていても展開次第で最後まで見てもらえるのがショートドラマ

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この記事の著者

タカハシ コウキ(タカハシ コウキ)

1997年生まれ。2020年に駒沢大学経済学部を卒業。在学中よりインターンなどで記事制作を経験。卒業後、フリーライターとして、インタビューやレポート記事を執筆している。またカメラマンとしても活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:ByteDance株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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2025/01/30 10:00 https://markezine.jp/article/detail/47596

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