ブランド名が入っていても展開次第で最後まで見てもらえるのがショートドラマ
――今回の施策で得られた学びや気づきはありますか。
草野:今回のショートドラマでは、内容がおもしろいだけでなく、WiMAX +5Gの持つ便利さや生活がより良くなることをユーザーの方へ伝えられる内容にできました。上手くサービス訴求を織り交ぜることの重要性に気づけました。
また、ファンがクリエイターを応援する文化がTikTokにあることに気づけた点です。クリエイターの方をショートドラマに起用したことで「このセリフが好きだった」など好意的なコメントが多く集まりました。このようなTikTokならではの文化を捉えることも重要だと感じました。
田村:ストーリーごとにキーワードの露出具合を変えたり、テイストを変えたりしたことで、ショートドラマの勝ちパターンを見つけることができたのが大きな学びでした。また、ストーリーの流れやテンポに合わせ商品を紹介することが大切だという気づきも得られました。
吉田:10本構成にしたことで、今後の施策の参考となる貴重なデータを得られました。こうした挑戦ができたのは、オリエンテーションでUQコミュニケーションズ様に重要な部分を伝えていただいたおかげです。
また、今回の取り組みから、ブランドリフトの上昇率と冒頭6秒の視聴率は深く関係していることが見えてきました。ショートドラマはブランド認知、想起の施策として相性が良いということがわかり、大きな収穫になったと思っています。
蓮見:通常、ショートドラマは起承転結の構成になるので途中までしか見てもらえない可能性もあります。しかし、今回の取り組みでは、6秒視聴率を高めるべく、起承転結の転からストーリーが進む構成になっていました。
このような、ユーザーを引きつけてショートドラマを楽しんでもらいつつ、ブランド認知にもつなげる2社の工夫は学びになりました。
「WiMAX +5G=おもしろい」なコミュニケーションを
――最後に、今後の展望について教えてください。
草野:今後も弊社のコミュニケーションを通じて若年層の方に「WiMAX +5Gはおもしろい広告が多い、私たちの感覚に近いブランド」と思ってもらいたいです。
そのため、ショートドラマは引き続き活用しつつ、これからも新しいトレンドを取り入れた広告を展開していきたいです。
吉田:今後もショートドラマの市場は伸びる可能性が高いと考えています。そのため今回の取り組みで培った知見を活かして、ショートドラマの活用をご提案したいと考えています。今回の取り組みでアカウントを開設したので、そちらでショートドラマを定期的に発信していくなど、WiMAX +5Gの認知率向上を推し進める施策のサポートをしていきたいです。
蓮見:現在、TikTokとTikTok Liteを合わせて、日本国内で毎月3,300万人以上の方々にご利用いただいており、TikTok for Businessは、より幅広いユーザー層にリーチできる広告プラットフォームへと成長しています。そして、TikTok for Businessでは新たな広告ソリューションを続々とリリースしていますので、新たな広告ソリューションをUQコミュニケーションズ様やstudio15様と連携しながらTikTokを用いた広告効果を高める支援ができればと考えています。