身近なものを撮影小道具の代わりに使う(続き)
白いものをレフ板代わりにする
被写体の影の部分を照らすために用いるのがレフ板。このレフ板は専用のものも販売はされていますが、光を反射させる白いものであれば、代用できます。レフ板代用の参考例をいくつか挙げておきます。
白いハンカチを使いレフ板にする
アシスタント役の人がいれば、被写体の横でハンカチを広げて持ってもらい、撮影します。座っているモデルの膝の上にハンカチを広げ、顔を下から反射させることも可能です。
白いテーブルを使う
白いテーブルの前にモデルを座らせて、テーブル板からの反射光を使いレフ板代わりにします。
枕を使う
白い枕カバーの枕を被写体横に置き、レフ板代わりにします。枕やクッションの材質によって使い勝手に差があります。
ノートや手帳などを使う
ノートや手帳などの白紙のページを開き、反射させます。ノートなどは開いて立てやすいので1人で撮影するときには便利です。小物や料理のプレートなどを撮影するときに応用が効きます。
網目の細かい布地をソフトフィルター代わりにする
網目が細かく被写体が透けて見られるような布地、たとえば女性用ストッキングやガーゼ類などをレンズ前に貼りつけると、ソフトフィルターを使ったような効果を得られます。布地の色や網目の状態によって効果には違いが出るので、さまざまなもので試してみるといいでしょう。
レンズ前に貼るときは、たわみがないよう、張りを持たせて装着します。暗い色調の布地を使うと、露出にも影響するので、露出補正で修正しながら撮影するとよいでしょう。