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『MarkeZine』(雑誌)

第110号(2025年2月号)
特集「イマドキの中高生・大学生のインサイトを探る」

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【特集】イマドキの中高生・大学生のインサイトを探る

BtoB企業がTikTokで若年層にアプローチする理由 ヤンマーに聞く、Z世代とのコミュニケーション

 SNSで若年層向けの情報発信に力を入れているヤンマーホールディングス(以下、ヤンマー)。2023年からはTikTokの運用を開始し、従来のFacebookやXとは異なり、企業色を抑えたエンタメ性の高いコンテンツが話題になっている。SNSを通してどのように若年層と接点を作っているのか、そのコミュニケーション戦略や効果について、TikTok運用を担当する同社ブランド部コミュニケーション部デジタルグループ 岡本恵里奈氏にうかがった。

※本記事は、2025年2月刊行の『MarkeZine』(雑誌)110号に掲載したものです

「おもしろい動画が実はヤンマー」を狙う

──御社はTikTokの公式アカウント運用をはじめ、事業ターゲットとは異なる「若年層」に向けた情報発信をされています。どのような背景で、こうした取り組みを始められたのでしょうか?

 当社が提供していた「ヤン坊マー坊天気予報」をご覧になっていた世代の方には、当社に対する高い認知度があります。しかし、2014年に同番組が終了してから、生活者とのタッチポイントが少なくなってしまいました。そのため、若年層には「ヤンマーの名前を聞いたこともない」という方も増えており、それが、採用活動にも少なからず影響をきたしているのではないかと考えました。

 この課題を解消するべく、5年ほど前から若年層に向けたSNS活用に注力しています。私が所属するSNS運用チームでXアカウント(@Yanmarofficial)を2020年より運用し、2023年にTikTokアカウント(@yanmarofficial)を開設しました。また人事部門でもInstagram(@yanmar_recruit)を運用しており、連携しながら接点を広げています。

──現在はどのような戦略でSNSを運用されていますか?

 幅広い年代のステークホルダーに向けたFacebook、Z世代向けがXとTikTok、Z世代向けで特に採用目的で運用しているのがInstagramと使い分けています。

 その中で、Z世代に向けたコミュニケーションでは「ワクワクを届けたい」という思いでコンテンツ制作を行っています。従来のSNS発信はヤンマーがどういった事業を展開しているのか説明する、ヤンマーが主語の発信で、PR要素が強いものでした。現在はPR要素を抑えて、多くのZ世代にリーチすることを優先しています。

 そのため、投稿するコンテンツではヤンマーの要素を押し出すのではなく、ユーザーが「このコンテンツおもしろいな」と思ったら実はヤンマーの公式アカウントだった、という体験を狙っています。

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この記事の著者

岡田 果子(オカダ カコ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2025/02/28 09:30 https://markezine.jp/article/detail/47823

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