日立製作所は、生成AIによる業務変革をリードし、複雑な課題解決やイノベーション創出に取り組むロールモデルとして「GenAIアンバサダー」を新たに設けた。
同ポジションには、IT/OT(制御・運用技術)の両分野で活躍する生成AI開発・活用のエキスパート16名を任命。社内外のAIトランスフォーメーションを推進するとともに、生成AIの価値や可能性をタイムリーに伝えるメッセンジャーとしての役割を担う。
メンバーは、全社のAIトランスフォーメーションを牽引するデジタルシステム&サービスセクターより、経営から営業・マーケティング、データ分析、システム開発・保守、インフラ・機器の制御・運用までの各業務に精通し、専門的でより高度な非定型業務にも生成AIの本格適用を図るITエンジニア、生成AIエンジニア、LLMエンジニアなどを選出した。
今後GenAIアンバサダーは、システム開発の高度化やOT領域での適用、形式知・暗黙知を学習させたAIエージェント開発、生成AI環境の強化、戦略・提案作成の自動化など、生成AI活用の最前線を顧客やパートナーと共有することで議論を活性化し、課題にあったベストプラクティスへの迅速な落とし込みを支援。日立製作所の生成AI事業の認知・共感を広げ、長期的な信頼関係の構築につなげるとともに、イノベーションの創出や生成AIの社会実装を促進していく。
【関連記事】
・日立ソリューションズ、共通ポイント連携サービスを強化 6ブランドに拡大へ
・日立製作所、2025年4月1日付で徳永副社長の社長就任を発表 小島社長は副会長に
・シンフォニーマーケティング、日立グループに対してオリジナルのBtoBマーケティング研修を提供
・日立ソリューションズ・クリエイト、金融機関向けにパーソナライズレコメンドプラットフォームを提供
・日立が新組織「Generative AI センター」を設置 生成AIの安全かつ有効な利活用を推進