クロス・マーケティングは1月28日、「スポーツに関する調査(2024年)」の結果を発表した。
メジャーリーグを観戦する人の割合は2年で2倍に伸長
まず、24種類のスポーツを提示し、競技会場や地上波・ネット配信などによる観戦経験の有無を聴取した。その結果、直近1~2年間のスポーツ観戦経験がありと回答した人の割合は60%となった。そのうち、男性40~50代は70%台、男性60代は81%と高い結果に。一方、観戦率が低いのは女性20~30代で40%台だった。
2022年の調査結果と比較すると、男性60代での観戦率は高まったものの、それ以外は横ばいまたは微増という結果だった。
観戦したスポーツの内訳を見ると、「日本のプロ野球」「メジャーリーグ」「高校野球」「オリンピック」がそれぞれ20%台に。特に、「メジャーリーグ」は2022年よりも2倍以上観率が伸長した。
観戦スタイルは、全世代で「地上波テレビ」が最多
次に、観戦スタイルについて調べると、「地上波テレビ」での観戦と回答した割合は88%と突出して高く、「BSテレビ」が35%、「YouTube」が22%、「Amazonプライムビデオ」が13%、「近隣の競技会場に行く」が10%と続いた。
テレビは年代が上がるほど高く、YouTubeなどネット配信、現地でのリアル観戦は年代が若いほど高まる結果になった、
半数超が「スポーツを観て感動した」と回答
続いて、スポーツを観戦し感動した経験の有無を尋ねたところ、あると答えた人は56%となり、2022年調査と同様の結果に。年齢を重ねるほど感動した経験がある人は増え、60代では72%を占めた。
具体的には、大谷翔平による50-50達成やMLBでの活躍の他、WBC、高校野球、サッカーなどのシーンが挙げられた。
また、推しチームや推し選手がいるかどうかも尋ねると、推しチームとしては「阪神タイガース」「読売ジャイアンツ」「北海道日本ハムファイターズ」など、プロ野球球団が多く挙がった。これは、地元であることや子供のころから応援しているなどが主な理由として挙げられる。
推し選手については、断トツで多かったのが「大谷翔平」に。他にも、ボクシング、フィギュアスケート、バレーボールなどのアスリート名も回答に挙がった。
【調査概要】
手法:インターネットリサーチ
地域:全国47都道府県
対象:20~69歳の男女
期間:2024年:12月13日、2022年:12月16日~19日
有効回答数:本調査2,500サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
【関連記事】
・2024年のスポーツ実施率は31%/若年層の約半数が「体力に自信ない」【クロス・マーケティング調査】
・NextStairs、サガン鳥栖とスポーツマーケティングの契約締結を発表 広告露出効果を定量的に評価
・LINEヤフー、「Yahoo!検索大賞2024」を発表 「大谷翔平」が2年連続で大賞に
・好きな選手ランキング、7年連続で大谷翔平が1位に/MLBファン人口は5年連続増加【マクロミルら調査】
・2023年に流行ったと思うヒト、コト、1位は「大谷翔平」で上位3位は野球関連に/LINEリサーチ調査