マクロミルと三菱UFJリサーチ&コンサルティングは、21回目となる「2024年スポーツマーケティング基礎調査」を共同で実施。調査結果を発表した。
スポーツ参加市場規模は前年比24.0%増、スタジアム観戦市場が大幅伸長
まず、スポーツの市場規模について調査した。スタジアム観戦、用品の購入、施設利用・会費・スクール料など、過去1年間のスポーツ活動への参加にかかる支出を対象としたスポーツ参加市場規模は、前年調査となる2023年と比べ24.0%増の1兆7,257億円となった。特にスタジアム観戦市場は、前年比57.0%増と大幅に伸長した。
メジャーリーグのファン人口が5年連続で増加
次に、野球およびサッカーの各カテゴリーにおけるファン人口を調べた。すると、メジャーリーグ(MLB)のファン人口(1,133万人)が前年比23.8%増と伸長し、5年連続で増加。日本のプロ野球チームのファン人口(2,210万人)は前年比4.4%増、Jリーグチームのファン人口(952万人)は前年比11.5%増だった。
プロ野球の球団別で見ると、阪神タイガースが最多の415万人だった。
好きな選手ランキング、第1位は7年連続で大谷翔平に
続いて、スポーツ選手の好感度について調査。好きな選手ランキング第1位は野球の大谷翔平となり、7年連続で1位を達成した。第2位はサッカーの三笘薫、第3位はバレーボールの石川祐希となった。
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国15歳~69歳(マクロミルモニター会員)※中学生を除く
有効回答人数:2,000人
調査期間:2024年9月13日(金)~9月14日(土)
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