アドインテは2025年2月5日、ツルハホールディングスと協業し、リテールメディア領域において「ツルハデータクリーンルーム(DCR)」を構築したと発表した。
この取り組みは、サードパーティクッキーの規制強化が進む中、プライバシーに配慮しながら顧客データの分析を進める手法として注目されている。ツルハグループの全国約2,636店舗(2024年11月時点)の顧客データを、個人を特定することなく安全な環境で分析することが可能となる。
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具体的には、ツルハグループが保有するデータと広告主が保有するデータをセキュアな環境で掛け合わせることで、実際に店舗で購買をしているか、どのような購買行動をしている顧客なのかといった様々な分析を行える。また、掛け合わせたデータを元に自社のデジタル広告配信に活用することで、より効果的な広告配信を実現する。
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アドインテは今後も、ツルハグループとの連携を通じてリテールメディア開発・運用などの販促DX支援を強化し、ファーストパーティデータを活用した精度の高い広告施策の実現を目指すとしている。
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