博報堂は2月6日、生成AIを接客・対話など生活者とのコミュニケーションのために活用したサービスプロトタイプ「バーチャル販売員」の開発を発表した。
バーチャル販売員では、同社が開発した「バーチャル生活者」のノウハウを活用。リアル販売員の多様な人格の個性や特徴を反映した数千タイプ以上のバーチャル販売員を作成できる。これにより、顧客のニーズや顧客との相性を踏まえた、最適な人格のバーチャル販売員を活用して対話・接客が可能だ。
また、同サービスでは、リアルの販売員をバーチャルアバター化し、オンライン上でバーチャル販売員が接客・対話をした後にリアル店舗へ誘導。オンラインでの対話履歴をリアル販売員に連携することで、顧客ニーズを理解した上で接客が行える。
![](https://mz-cdn.shoeisha.jp/static/images/article/48310/48310_1.png)
このように利用企業は、生活者に対するオンライン、オフラインのシームレスな顧客体験の提供により、顧客接点の拡大や対話頻度の向上が可能に。これにより、ユーザーからのブランドへのロイヤリティ向上が期待できる。
【関連記事】
・ベクトル、インドネシアのAI企業 bythenと資本業務提携 バーチャルキャラクター生成ツールを展開
・ABEMA、バーチャルプロダクトプレイスメントの広告フォーマットを提供 放送終了後の商品合成が可能
・CARTA MARKETING FIRM、バーチャルIPレーベル始動 エンタメとマーケティングを融合
・電通グループ、「東京ゲームショウ 2024」でAIキャラクターのバーチャル体験とECへの効果を検証
・博報堂プロダクツ、バーチャルスタジオを持つHCAと業務提携 バーチャルプロダクション事業を本格始動