ベクトルは2025年1月20日、インドネシアのAI技術スタートアップ「bythen」と資本業務提携を締結したと発表した。同社初の海外企業への出資となる。
近年、コンテンツIP市場は世界的に急拡大しており、2021年の市場規模は10年前の3倍となる約3,155億ドルに達している。また、SNSの発展により、個人がオリジナルIPを発信するクリエイターエコノミー市場も成長を続けている。
bythenは、AIを活用したバーチャルキャラクター生成ツールを提供。消費者がオリジナルのAIアバターを生成し、コンテンツ制作やライブ配信を行えるようにする。今後、ベクトルの顧客ネットワークを活用し、日本の著名なIPとのコラボレーションも目指す。
創業者のKevin Mintaraga氏は、2008年にデジタルエージェンシー「Magnivate」を共同創業し、2012年に広告会社WPPに売却。WPP歴代最年少子会社CEOを務めた後、2013年にウェディングマーケットプレイス「Bridestory」を創業し、Tokopediaに3,000万ドルで売却するなど実績を持つ起業家。今回の提携と同時にベクトルの新規事業開発本部および海外M&A本部アドバイザーに就任した。
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