※本記事は、2025年3月刊行の『MarkeZine』(雑誌)111号に掲載したものです
令和を生きるガールズたちのインサイト&トレンド速報
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─ さよなら、秘め事。女の子のタブーをもっと話せる社会へ。(本記事)
テレビ・SNSの投稿内容に変化が
今月のテーマは、「オープン化するデリケートな話題」です。これまでベールに包まれていた女性ならではの悩みを人前で話す人が増え、それを誰もが聞けるようになるなど、情報のオープン化が急速に進んでいます。
特に驚きの変化をしているのが、“妊活・不妊治療”に関する話題。これまで、妊活や不妊治療は他人に簡単には言えないものでした。
しかし、最近ではタレントやYouTuber、インフルエンサーの影響もあり、その治療事情や心境を赤裸々に話す投稿が増えています。恋愛リアリティーショーがきっかけで結婚した2人やカップルYouTuberが、体外受精に進んだこと、流産したこと、妊娠陽性反応が出たことを、自身のSNSなどを通じてリアルタイムで教えてくれるのです。当事者は30代以上の女性が中心ですが、卵子凍結などへの興味もあり、20代の間でも話題になっています。
こうした話題はテレビ番組でも取り上げられています。最近では日本テレビの『上田と女がDEEPに吠える夜』で不妊治療の回があり、当事者として悩んでいたお笑い芸人のバービーさんやキンタロー。さん、タレントの安田美沙子さんらが出演し通院事情や検査の苦労を話していました。また、おかざき真里さんが描く漫画『胚培養士ミズイロ』(小学館)は、体外受精における胚培養士という珍しい仕事にスポットを当てた作品で、不妊治療の医療現場の裏側を教えてくれています。
同じく体の話で言えば、“生理”をオープンにして悩みを解決するコミュニケーションも見かけることが増えました。花王の「職場のロリエ」プロジェクトは、会社のトイレでナプキンがなくて困る問題を解決するために備品化を企業へと呼びかけるものですが、問題提起によって理解を示し導入する企業が増えています。
さらに近い話では、“整形”の過程を発信したり、“マッチングアプリ”での婚活や結婚を隠すことなく堂々と話されるように変わってきています。