バリューコマースは、東南アジアでアフィリエイトを基盤としたインフルエンサーマーケティング市場に参入するため、フィンランドのStyleDoubler社への出資を決定したことを、2025年3月5日に発表した。
バリューコマースは、アフィリエイトサービスプロバイダーであり、SNS上での認知・興味関心・購入申込へとつなぐ複数のサービスでマーケティングソリューションズ事業を日本国内で提供している。
一方StyleDoubler社は、顧客の購買プロセス全体を包括的に捉えるフルファネルのインフルエンサーマーケティングを成果報酬型で提供。既にインドネシア、タイをはじめ7万人を超えるインフルエンサーと連携し、複数国への展開を進めており、さらなる事業拡大も見込んでいる。
東南アジアではインターネットを通じたオンライン消費が増加傾向にあり、流通取引総額は16%の年平均成長率が見込まれている。また、スマートフォン上のSNSアプリを通じた消費行動が活発であり、インフルエンサーの影響を強く受けた購買行動も見られる。これを受け、東南アジアの広告主はインフルエンサーを起用したマーケティング施策を積極的に展開している。
今回の出資を通じて、両社のノウハウと優位性を活かした取り組みによってシナジーを生み出し、東南アジアでのインフルエンサーマーケティング事業を促進。さらに、同社はインバウンド需要の高まりに応えるため、旅行を中心とした商品やサービスをStyleDoubler社のインフルエンサーが東南アジアのユーザー向けに紹介するなど、クロスボーダーの需要を取り込む施策も進めていく。
【関連記事】
・ジーニーとバリューコマース、リテールメディア領域で業務提携 顧客獲得と新規商品開発を強化へ
・UUUMとFOCUS、ミドル・マイクロインフルエンサービジネスの拡大に向け資本業務提携
・グリーエックス、店舗事業者向けにインフルエンサーマーケティングを支援するサービスを提供開始
・アイモバイル、「AIインフルエンサーマッチ」を提供 AIが最適なインフルエンサーを推薦
・アドインテとイニシャルが提携、インフルエンサー施策と購買データを組み合わせた広告パッケージを提供