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多様なビジネスに活かせる3つのUX 使いたくなる体験設計「ゲームフルデザイン」をSEGA XDが解説

 コンテンツがあふれる現代において、ユーザーを惹きつける「体験」の重要性は増している。そんななか、わかりやすいUI/UXの設計から一歩踏みこみ、人が「夢中になる体験」を追求するのが「ゲームフルデザイン」という考えかただ。従来のゲーミフィケーションは、ランキングや報酬といったゲームの仕組みをいち手法として取り入れるだけのものであったのに対し、ゲームフルデザインは人の欲求や行動の仕組みを捉え、人を夢中にさせるゲームの力を体験設計として活用できる。この概念を提唱しているのが、ゲーム会社であるセガグループのセガ エックスディー。実際のビジネスにどのようにゲームフルデザインを導入できるのか。3月19日に開催されたイベント「Creators MIX 2025」にて、同社の取締役 執行役員 COO 伊藤真人氏が解説した。

ゲーミフィケーションの一歩先、「ゲームフルデザイン」の考えかた

 セガ エックスディーの伊藤氏は、「長年、人が夢中になる体験を作ってきました。これをゲーム以外の産業にも活用する方法として『ゲームフルデザイン(※解説記事)』の考えかたを紹介します」とセッションを始めた。

 ゲーム会社セガのグループである同社は、エンタテインメントが持っている「人を動かす力」を活用し、課題解決に役立てる事業を行っている。

 伊藤氏は、昨今のビジネスの市場状況を「情報が増えていくにつれて機能的価値がコモディティ化している」と説明。合理性や利便性よりも、「好きだから買う」「何となく買う」といった感情の価値が非常に重要になってきていると指摘した。

 また、DXの推進が叫ばれるようになって久しいが、その言葉は「効率化」や「競争力の向上」といった文脈で用いられることが多い。しかしそんなDXツールも、実際に使われなければ意味はない。「ツールを使う人の体験の変革」が重要なのだ。伊藤氏は「機能的価値である『使いやすさ』だけでなく、『使いたくなる』体験にまで踏み込んだアプローチが必要」だと語る。

 そういったユーザーの「やりたい」という欲求を刺激するのが「ゲーミフィケーション」の手法だ。

「ゲーミフィケーション」は、2010年ごろから使われるようになった言葉だ。ビジネスにおいても、ランキングや報酬の付与といったゲーム的な要素を入れることで、ユーザーのアクションを促す手法として注目されてきた。しかし伊藤氏いわく「ゲームはランキングがあるから“おもしろい”わけではない。ゲームには本質的に、のめり込んでしまう要素がある」のだ。

株式会社セガ エックスディー 取締役 執行役員 COO 伊藤 真人さん
株式会社セガ エックスディー 取締役 執行役員 COO 伊藤 真人さん

 そこでセガ エクスディーが提唱するのが「ゲームフルデザイン」の考えかた。従来のゲーミフィケーションは、ランキングや報酬といったゲームの仕組みをいち手法として取り入れるだけのものだった。しかし伊藤氏は、人の欲求や行動の仕組みを捉え、人を夢中にさせるゲームの力を体験設計として活用できると指摘。これを「ゲームフルデザイン」と呼んでいる。

次のページ
ゲームフルデザインの具体的なアプローチとは

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この記事の著者

岡田 果子(オカダ カコ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社セガ エックスディー

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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2025/05/08 10:00 https://markezine.jp/article/detail/48904

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