キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズは、AIモデル自動選択機能によるアンサンブル予測でさらなる予測精度向上を実現し、BIツールとの連携による分析機能などを追加した需要予測・需給計画ソリューション “FOREMAST(フォーマスト)Ver.3.4”の販売を開始した。

同サービスは、サプライチェーン上の在庫管理に伴う需要予測精度向上の手段として期待が高まる、AIを活用した予測モデル選択機能を搭載。在庫補充計画の高度化を図る。今回アップデートされたのは以下の3点。
・需要予測精度の向上
時系列予測モデルや日別按分モデルといった予測モデルを改良し、また適切な予測モデルをAIが自動選択することにより予測精度を向上させた。さらに、異常値の自動検出機能の強化により精度悪化も防止する。
・需給管理業務の機能を拡充
倉庫能力を考慮した補充提案や仕入れ先からの発注残供給配分などの需給管理業務の機能を拡充し、業務の高度化を実現する。
・分析機能を拡充
BIツールとの連携機能や在庫シミュレーション機能の搭載により、生産/販売/在庫の予測と実績の差異分析や生産/補充計画の最適なパラメータ検証が可能。計画精度の改善に寄与する。
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