で、どうやってメルマガを出すの?
ショップ店長がメルマガを出すには2つの方法があります。
- まぐまぐなどのメルマガ発行スタンドから発行する
- ショッピングカート等に付属のメルマガ機能を利用する
他にも、メールのBccで送る、自前でCGIを設置する、などなどいくつか方法はありますが、手間や機能を考えたら、いまから初めてメルマガを発行しようという人にはあまり現実的ではありません。
メルマガ配信の王道、まぐまぐ
やっぱり、メルマガと言ったら避けては通れないのがまぐまぐ。簡単・手軽にメルマガを発行することができるメルマガ発行スタンドです。後発で出てきた某SのPやら某NのMやらがバタバタと閉鎖する中(懐かしい人には懐かしい話だ)、着実に利用者数を拡大してきたことからも、その人気を伺い知ることができます。コトウが現在発行しているメルマガもまぐまぐを利用して配信しています。
しかし、時代は移り変わるのです。まぐまぐ巨大化の弊害ともいうのでしょうか。個人ユースには手軽で便利かもしれませんが、ビジネスで利用する際に若干の障壁もでてきているようです。以下にいくつか挙げてみましょう。
- 以前はまぐまぐでメルマガを始めると「ウィークリーまぐまぐ」(登録者数百万)に新着として掲載され、初回から100人単位の新規読者が獲得できたので広告効果が期待できた→現在は新着情報が「ウィークリーまぐまぐ 新着情報(分野別)」に掲載されるようになった上、あまりに新着情報が多すぎて初回に新規獲得できる読者は20人弱(2005年コトウ調べ;年々効果は下がる一方です)。ウィまぐで自分のメルマガをきちんと宣伝するためには広告費を払わなくてはならない。
- 読者のメールアドレスを見ることができない上、店舗側で顧客に購読意思の確認がとれていても代理登録ができない。代理登録をするためには規定の書面を郵送してまぐまぐから許可をとる必要がある。
- 読者のメールアドレスが見られないため、ターゲットマーケティングができない。
- メルマガを購読すると、必ずウィークリーまぐまぐに登録されてしまう。
- blog形式を選ぶと自動的にHTML形式のメルマガを選ぶことになってしまう。(HTML形式のメルマガは未だに賛否両論です)
それでも、とにかく無料で手軽にメルマガを始められる、という意味では初心者の方に優しいメルマガ発行スタンドです。利用者数の多いメルマガスタンドとしては「melma!」もほぼ同じと考えて良いと思います。他にもいくつかメルマガ発行スタンドはありますが、読者数が多く、なおかつ、発行マガジン数が少ない配信スタンドを利用しないと、自分のお店の顧客以外の新規読者の獲得、という「おまけ効果」がなくなってしまうと考えてよいでしょう。おまけ効果の高さは総読者数÷発行誌数=1誌に対する平均読者数という計算からぼんやりと伺い知ることができます。(もちろん実際にはこの単純な計算に各発行スタンドの特性なども考慮しなければなりませんが)
主要メルマガ発行スタンドの総読者数÷発行誌数=1誌に対する平均読者数 | |
まぐまぐ | 34,034,585人÷32,057誌=1,062人(2006/6/26現在) |
melma! | 約4,300万人÷約57,000誌=約754人(melma!内「メルマの楽しみ方」より) |
メルマガ天国 | 2,485,500人÷23,518誌=106人(2006/6/26現在) |
めろんぱん | 778,936人÷2,448誌=318人(2006/6/26現在) |
こうしてみると、まぐまぐの効果が見えてきますね。また、有料でメルマガ発行を請け負うスタンドもありますが、効果も機能も無料のスタンドとほぼ同等のところが多いようです。ここでお金を使うよりは、ショップの運営に投資した方が効果的です。