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第2回 いかにしてメルマガを出すか、それが問題だ

2006/06/30 13:30

前回「メルマガでしか売れません」などと断定的な書き方をしてしまった、メルマガでしか売れない布ナプキン専門店「シトロン」店長のコトウです。 今回は、第1回目のコラムで皆様にメルマガを発行することの意義をご理解いただけたと信じて「はじめてのメルマガ発行」の準備を進めていこうと思います。メルマガは、準備の段階でその後の行く末が9割方決まってしまうため、念には念を入れて準備しないといけません。 ちなみにこのコラムは今回も、オンラインショップ店長とその予備軍という読者層目がけてお送りしております。

サッカーがある日はピザ屋に聞け?

 最近ではメルマガという単語に首をかしげる人も少なくなり、パソコンだけでなく、携帯電話にもいろいろなお店からメルマガが送られてくることも珍しくなくなりました。私の携帯にも毎日のように企業からのメルマガが届き、「趣味:サッカー観戦」と入力の上で登録した某ピザチェーン店からは、日本代表のサッカーの試合があるたびに「ピザを食べながら日本代表を応援しよう!」というメールが届いています。もちろん、ピザの割引のお知らせも嬉しいのですが、副次的効果として「日本代表の試合がある日を思い出させてくれる」という、趣味に対するリマインダーの機能まで持っています。故に、解除できない。サッカーがある日はピザ屋に聞け、という不思議な図式が生活に定着してしまったのです。

 パソコン向けのメールマガジンでも、結婚情報の「ゼクシィ」などは自分の結婚式の日取りを入れておくと「結婚式まであと○○日」と必ずメルマガの最初に書いて送ってきます。そこまで細かく顧客分析がなされていなくても、このメルマガが届いたら何曜日、このメルマガが届いたらサイトを見に行って一か月分の情報を確認する、など「読み物としてのメルマガ」に更なる付加価値が発生しているのです。

まずはメルマガの歴史

 そんなメルマガの歴史はメールマガジン発行スタンド「まぐまぐ」から始まりました。「まぐまぐ」ができて早9年。まぐまぐができてしばらくした頃(たぶん今から8年ほど前)、まだインターネットが一部の「パソコンが得意な人」中心の世界だった時代にメールマガジンという言葉が広まり始め、一番最初のメルマガブームが巻き起こったのです。当時、多くの一般ユーザーたちが、そのメールマガジンという新しいサービスに飛びつき、もちろんコトウも飛びつき、発行誌数が爆発的に増えていきました。

まぐまぐ

 当時はまだ「面白い記事で読者を増やす」「コミュニケーションツールのひとつとして使う」というパターンが一般的で、マーケティングの分野ではまだまだメルマガは研究途上、ビジネスにメルマガを導入しているのはインターネットサービス系の会社ばかりでした。それがようやくビジネスの分野でも一般的になり、メルマガマーケティングに腰をすえて取り組む企業が出てきたのは、それから3年後。所信表明演説でその発刊が宣言され、本会議場に大きなどよめきを呼んだ、「小泉内閣メールマガジン」が発行された2001年頃でした。(もちろんそれより前からメルマガを出す企業はありましたが、インターネットマーケティングに関心が高く、人員も割けるところばかりで、とても一般的とは言えない状況でした) メルマガマーケティングがおおっぴらに論じられるようになったのはここ5年ぐらいの話なのです。

小泉内閣メールマガジン

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