マーケティング視点を取り入れ、「ブランディングによる採用」を
採用活動はもはや「採用ブランディング」だけでは差別化が難しくなっています。これからの時代に求められるのは、「採用のためのブランディング」ではなく、「ブランディングによる採用」。つまり、企業のあり方や価値観を全社に一貫して根付かせ、それが自然と候補者に伝わる状態をつくることです。
その際、重要なのは、「誰にどんな認識を持ってもらいたいのか」というブランディングの視点。そして、これを得意とするのが、日々消費者の心理や行動を読み解くマーケターです。マーケティング視点をもつ人材が、企業の採用や制度設計、カルチャー形成に関わることで、候補者とのタッチポイントを的確に設計し、企業らしさの伝え方を最適化していく。それができれば、マーケティングの知見は、採用というフェーズにおいても、極めて戦略的な資産となるのです。