全社ブランド投資の観点も踏まえた採用サイト制作事例
ここからは、セブンデックスが実際に支援した事例をご紹介します。いずれも「採用にとどまらない、会社全体へのブランド投資」という視点で取り組みました。
Speeeの新卒採用サイト
Speee様の新卒採用サイト制作では、まず自社、競合、採用市場、そして候補者に関する分析を実施しました。その結果をもとに、「選ばれるSpeee」を実現するための採用ブランディング戦略を策定。このプロセスを通じて、社員の皆さまにも自社の見られ方やブランドイメージへの理解を深めていただきました。
分析の結果、候補者が最も重視しているのは「社員の魅力」であることが明らかになりました。そこで、従来は事業説明を中心としていた新卒採用サイトを刷新し、社員の顔写真を全面に掲載。さらに、社員インタビューなどのコンテンツも拡充しました。こうした施策は、前述の「社員のエバンジェリスト化」にもつながります。

Slayersのコーポレート兼採用サイト
Slayers様のコーポレート兼採用サイトの制作で特に重視したのは、入社後のギャップを防ぐための「企業らしさ」の明確化です。エグゼクティブへの取材や競合分析を通じて、社外にどのような印象を与えたいのかを徹底的に言語化し、テキストやビジュアルに落とし込みました。

結果、外部からのブランドイメージと実際の職場環境との間に、より高い一貫性を持たせることができています。
また、全社員の顔写真をコーポレートサイトに掲載。社員が自発的にブランドを語りたくなるような環境づくりを目指しました。面接時に「サイトで◯◯さんを見てきました」と声をかけられるケースも増えており、エバンジェリスト化が着実に進んでいます。
さらに、サイトに掲載するバリューも見直しました。管理職を中心に「今、自分たちにとって本当に必要な価値観とは何か」を話し合う場を設け、社員の皆さまにもコンテンツのライティングに関わっていただきました。このような制作プロセスを通して、企業文化の醸成やブランドへの理解浸透も推進しました。
このように、全社的なブランド投資を意識した採用施策は、短期的な成果だけでなく、中長期的な視点でも採用活動に好影響を与えます。実際、Slayers様のコーポレートサイトからの応募には、企業のミッションや価値観に強く共感する求職者が多く、相互理解を深めた上で選考を進めることができています。結果、コミュニケーションコストの削減に加え、採用の質の向上にもつながりました。
さらに、サイト制作を通じて社内にブランドに対する共通認識が根づいたことで、組織全体のブランド強化にも貢献。今後の採用活動においても、持続的に活用できる基盤として機能していくことが期待されています。