三井住友カードとソフトバンクは、デジタル分野における包括的な業務提携に関し、基本合意書を締結したことを明らかにした。同提携を踏まえ、PayPayと三井住友カードは、相互に連携した新たな取り組みを順次開始する。

デジタル分野での包括的なパートナーシップを構築することで、「Olive」が持つ銀行口座、カード決済、ファイナンス、オンライン証券などの様々な機能と、ソフトバンクやグループ会社が提供するヘルスケアや、小売り・飲食業界向けAI(人工知能)による需要予測、生成AI、ファイナンス領域などの幅広い商品サービスを掛け合わせる。また「Vpass」や「Olive」と「PayPay」の相互連携の実現により、便利なキャッシュレスサービスの創出を目指す。

具体的には、三井住友カードとソフトバンクの連携により、以下4点の取り組みを進めていく。
・総合金融サービス「Olive」におけるヘルスケア領域などの非金融サービスの展開
・決済データと人流統計データを組み合わせたデータ活用の高度化
・生成AIを活用したビジネスの創出
・「PayPay」と三井住友カード「Vpass」「Olive」によるお客様起点での連携

上記の取り組みの他にも、様々領域での協業を検討し、新たなビジネスの創出に向けた取り組みを共同で進めていくという。
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