セガ エックスディーは2025年6月10日、ゲーミフィケーションを活用した顧客ロイヤリティ向上ソリューション「ロイヤリティ ブースター」の提供を開始した。
同ソリューションは、ゲームが持つ人を夢中にさせる力をベースにしたゲーミフィケーションを活用し、同社独自のCXデザイン・体験設計フレームワーク「CXのあいうえお」を使用する。企業の顧客ロイヤリティを高めることを目的に、ビジネスゴールの定義から顧客体験の設計、プロモーション、運用まで一貫して支援する。
提供形態はリテーナー型で、顧客の状況に応じて「顧客体験設計のみの改善」といった部分的な対応も可能だ。対象は新規事業・サービスの立ち上げを行う企業のほか、既存サービスの改善を必要とする事業者としている。サービス提供プロセスは以下の6段階で構成されている。
- ビジネスゴールの定義
- 9つの欲求を基にした顧客理解
- 欲求を刺激し夢中にさせる体験設計
- 体験設計に基づく開発や施策の実施
- 既存顧客に対するプロモーションの実施
- データを基にした継続的な運用改善

湖池屋との取り組みでは、ECサイトのMAU向上を目的にオリジナルの箱庭型シミュレーションゲーム「湖池屋FARM大豊作!」を開発・提供した。その結果、ECサイトのMAUが20%増、LINE友達数が30%増となった(2024年9月時点、前年同月比)という。
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