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横山隆治氏の新著『新トリプルメディアマーケティング』発売、マーケコスト爆増を防ぐ戦術とは

 MarkeZineを運営する翔泳社より、7月22日(火)に書籍『新トリプルメディアマーケティング 3要素の連携を仕組み化し、戦術を最適化する』が発売となりました。

 本書は15年前にトリプルメディアを提唱した横山隆治氏が、マーケティングや広告出稿を現代のメディア環境に適応させるための新しいトリプルメディアを提唱・解説した書籍です。

 その3つとは、「SNS」「コンバージドTV(テレビ&ストリーミングCM)」「リテールメディア」。特に、SNSを起点に消費者インサイトを得てから、ターゲットのパーセプションに合わせたメッセージを各メディアで展開するコミュニケーションが重視されています。

 従来のようなテレビCMを中心としたマーケティングは効率が悪くなり、コストも爆増してしまっています。そのため、今はSNSをマーケティングの中心に置き、新トリプルメディアそれぞれに最適化したメッセージをダイナミックに出し分ける仕組みが必要です。

 本書では、その仕組みを作るための理論と実践手法を横山氏をはじめとするそれぞれの領域の有識者が解説。「テレビCM至上主義から脱却したいが、次にどうしたらいいかわからない」という担当者におすすめです。

目次

まえがき 新トリプルメディアとは何か

序章 新トリプルメディアの基本概念
0・1 なぜこの3つを新トリプルメディアに選んだのか
0・2 テレビ一強時代から転換へ
0・3 AIの導入で新トリプルメディアを「装置化」する

第1章 マーケティングの新常識――広告枠がどんどん減る時代
1・1 テレビ視聴率はまだまだ落ちる
1・2 視聴「率」では実態が見えてこない
1・3 デジタルCMでテレビCMと同じ効果は得られるか
1・4 今、なぜ新トリプルメディアの3つを連携させるのか

第2章 SNS――「発信する場」から「空気を知る場」へ
2・1 SNSの役割は大きく変わった
2・2 旧トリプルメディア時代のSNSとはここが違う
2・3 「今の空気」をSNSから抽出する方法(1)「人」を見分ける
2・4 「今の空気」をSNSから抽出する方法(2)「熱量」を見分ける
2・5 「仮説設計」の重要性――AIが後押しするSNS分析の進化
2・6 SNSからコミュニケーションコンセプトを設計した成功事例
2・7 SNSの新たなトレンド「リパーパス」とは?
2・8 SNSは他メディアと連動させてこそ真価を発揮する

第3章 コンバージドTV(1)――テレビとCTVの新たな主従関係
3・1 コンバージドTVとは?――補完メディアとなるテレビCM
3・2 テレビCMはもう限界?上限値に達しているCM量
3・3 米国で起きたテレビ視聴測定の変革の波
3・4 それでもテレビが簡単に終われない理由
3・5 「GRP依存」からの脱却──"通貨"を変えるだけでは意味がない
3・6 GRP取引ではテレビCMが安く取引できていた
3・7 視聴「率」では見えない現実
3・8 テレビCMだからこそ届く「周辺ターゲット」の価値
3・9 インプレッションで見えてくる、ターゲットごとの「真の価値」
3・10 CTV広告×テレビCMの最適解

第4章 コンバージドTV(2)――新たなターゲットの捉え方
4・1 「ターゲットCPM」でテレビCMの取引ルールを見直す
4・2 コンバージドTVにおけるターゲット評価の考え方
4・3 テレビCMの競合は「他局」だけじゃない
4・4 テレビCMのポテンシャルはインプレッション取引に眠っている
4・5 現在の地上波テレビCMで「アドレサブル広告」は実現しない
4・6 CM枠はもっと賢く選べる──インプレッション取引で作案も進化する
4・7 テレビCMの評価基準と役割をアップデートする
4・8 シミュレーションで見る、広告キャンペーンの最適化
4・9 エリアでこんなに違う!?――CPM格差という壁
4・10 ビンゴカード型思考によるテレビCMの再構築
4・11 コンバージドTVをSNSとどう連携させるか
4・12 コンバージドTVをリテールメディアとどう連携させるか

第5章 リテールメディア――店外と店内をデータでつなぐ
5・1 デジタルサイネージだけではない
5・2 日本は進化の順序が海外とは逆だった
5・3 リテールメディアが可能にすること
5・4 代表的な4つの顧客接点
5・5 従来のデジタル広告と何が違うのか
5・6 脱Cookie時代だからこそ発揮される価値
5・7 リテールメディアをパネルデータとして活用する
5・8 ビンゴカードモデルに照らしたリテールメディアの役割
5・9 リテールメディア×コンバージドTVの連携
5・10 リテールメディア×SNSの連携
5・11 今後のリテールメディア市場の動向予測
COLUMN リテールメディアを拡大解釈する(1)アマゾン広告
COLUMN リテールメディアを拡大解釈する(2)ユニファイド・コマース

第6章 クリエイティブ開発――新時代に求められるもの
6・1 新トリプルメディアから得られるデータの傾聴が起点に
6・2 「群」に注目することで得られるパーセプション
6・3 クリエイティブの「ミックス」とブランドとしての「統一感」 6・4 SNS起点で熱を生み出すための「バズるメッセージ」
6・5 ブランド公式としての「シズるメッセージ」
6・6 「個」に向けてクリエイティブをカスタマイズする
6・7 セグメント細分化の弊害
6・8 新トリプルメディアに求められるクリエイターと組織
6・9 「社会」「仲間」「個」というコミュニケーションの場

さいごに AIと新トリプルメディア――学習させるための「器」となる

新トリプルメディアマーケティング 3要素の連携を仕組み化し、戦術を最適化する

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新トリプルメディアマーケティング
3要素の連携を仕組み化し、戦術を最適化する

著者:横山隆治、楳田良輝、川越智勇、橋本菜々子、稲森学
発売日:2025年7月22日(火)
定価:2,200円(本体2,000円+税10%)

本書について

マスマーケティングの時代が終焉し、マーケティングも消費者像も、ますます複雑化しています。本書では、15年前に「トリプルメディア」を提唱した著者が、今度は「SNS」「コンバージドTV」「リテールメディア」の3つを仕組み化することを提唱します。

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この記事の著者

渡部 拓也(ワタナベ タクヤ)

 翔泳社マーケティング課。MarkeZine、CodeZine、EnterpriseZine、Biz/Zine、ほかにて翔泳社の本の紹介記事や著者インタビュー、たまにそれ以外も執筆しています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2025/07/22 07:00 https://markezine.jp/article/detail/49502