SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Autumn

MarkeZineニュース

サイバーエージェント、広告表現の偏りを可視化する「極多様性プロット」を開発 Meta広告に対応

 2025年7月29日、サイバーエージェントのAI事業本部は、AIを用いて配信中の広告クリエイティブ表現の傾向や偏りを可視化する「極多様性プロット」を開発し、Meta広告への対応を開始したと発表した。

 「極多様性プロット」は、広告クリエイティブ表現の偏りを視覚的に把握することで、まだアプローチできていない潜在層に向けた新たな広告表現の発見をサポートする。

 同社が提供する「極予測AI」と組み合わせて活用することで、幅広いユーザーに合わせた多様な訴求表現のバリエーションによる広告制作が可能となり、広告効果の一層の向上が期待できるとしている。

 開発の背景には、インターネット広告業界でAIによる配信アルゴリズムが高度化し、多様な趣味や嗜好を持つユーザー群へ幅広くリーチできる広告クリエイティブのバリエーションが重要視されている状況がある。Metaが「多様なクリエイティブの活用」を推奨していることもあり、広告主や広告代理店にも広い視点での表現が求められている。

 「極多様性プロット」を用いることで、たとえば「若年層向け」「価格訴求」など現在のクリエイティブが特定の切り口に偏っている場合に、その傾向を可視化できる。これにより、「中高年層向け」や「品質訴求」など、これまで試してこなかった表現パターンへの着目を促せるようになる。

 事前の先行テストでは、コンバージョン数が180%に伸長し、CPAが約半分になるなど広告効果の改善が確認されたという。今後は「極多様性プロット」に対応する広告媒体の拡張や、「極予測AI」との組み合わせによるさらなる広告効果の最大化を目指していく。

【関連記事】
バンカブルとREGAL COREが協業 企業の広告表現におけるリーガルチェックを支援
コムエクスポジアム・ジャパンら、広告表現のジェンダーバイアスを測定する「GEM」の推進へ
ベクトルら、海外化粧品ブランドの日本市場進出支援サービスを開始 広告表現のリーガルチェックもサポート
LIVE BOARD、電通らと「AI擬態ビジョン」を開発 屋外ビジョンが背景に溶け込む広告表現を実現
電通、テレビCMの指名検索数などへの貢献度をクリエイティブ表現別に評価するサービスを開発

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2025/07/31 06:30 https://markezine.jp/article/detail/49604

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング