電通は、テレビCMがどれほど商品やサービスの指名検索やアプリダウンロード数などの生活者の行動変化(レスポンス)に寄与したかを、CMのクリエイティブ表現別、要素別に分析・評価できるツール「Response Lift Checker(レスポンスリフトチェッカー)」を開発。また同ツールを活用した分析パッケージの提供を開始した。
同ツールは、業界内における広告素材ごとの行動変化比較、クリエイティブの各表現要素の貢献度把握、表現要素の組み合わせによる行動変化の予測が可能に。過去のテレビCMに使われた表現を約100の項目に分解し、外部データと連携することで行動指標との関連性を明らかにする。これにより、テレビCM出稿前に効果を予測したり、他社テレビCMと比較したりして、生活者の行動変化に寄与する最適なクリエイティブ制作が可能になる。なお同ツールは今後、同社が推進するAI戦略「AI For Growth 2.0」に基づき開発中のAIエージェントに連携を予定している。
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