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お笑い芸人「ミキ」と京でん竜田氏が実演:Amazon AdsとCanvaの連携で広告がすぐに作れる⁈

 2025年9月にAmazon Adsが開催した「Amazon Ads Local Tokyo Business Accelerator」。基調講演の後半には、お笑い芸人の「ミキ」(昴生、亜生)がスペシャルゲストとして登場。京都の革小物メーカー「京でん」の竜田昌雄氏を迎え、Amazon Adsとデザインプラットフォーム「Canva」の連携を活用した広告クリエイティブ制作の実演が行われた。「AI vs 人間」のキャッチコピー対決から、6分で動画広告を作成するチャレンジまで、笑いと学びが詰まったセッションをレポートする。

「Rising Stars」に出演中、京でん竜田氏・お笑いコンビ「ミキ」が登壇!

司会:それではゲストの方々をお呼びしようと思います。まずは、京でん代表取締役の竜田昌雄さんです。

竜田:こんにちは、京でんの竜田です。私たちは京都の小さな工房で革小物「COTOCUL(コトカル)」というブランドを営んでいます。「コト」には古い都という意味を込めており、モノ作りを通じて京都の文化や歴史を発信していけたらと思っています。今日はよろしくお願いします!

株式会社京でん 代表取締役 竜田昌雄さん
株式会社京でん 代表取締役 竜田昌雄さん

司会:そして、今日はスペシャルゲストが他にもいらっしゃいます。ご登場いただくのは、超大物ゲスト、お笑いコンビ「ミキ」のお二方です!

ミキ(亜生・昴生):よろしくお願いします~!

株式会社京でん 代表取締役 竜田昌雄さん
お笑いコンビ「ミキ」の亜生さん(左)と昴生さん(右)

司会:Amazon Adsは中小規模の販売事業者様向けに、Amazon Adsの活用事例と皆さんの成功ストーリーを紹介するドキュメンタリー動画シリーズ「Rising Stars」をYouTubeで公開しています。この「Rising Stars」のスピンオフコンテンツである「ライジングスターズゼミ」に、京でんの竜田さんとお笑いコンビのミキのお二人が出演されていました。私も動画を視聴しましたが、とても面白かったです。

亜生:ありがとうございます。あの動画が広告で何回も流れてくるらしく、ケンドーコバヤシさんが「動画見過ぎて、もう内容覚えてまうわ!」って言ってました。

昴生:楽屋で「なんでYouTubeを見る度にお前ら見なあかんねん!」って言われましたよ(笑)。

司会:それだけ反響があるということですね。竜田さんは反響いかがでしたか?

竜田:実は、今回の出演がきっかけでテレビでも「コトカル」を紹介してもらいまして、注文が殺到しました。今、工房がものすごく散らかっています(笑)。

Amazon Ads「Rising Stars」とは

 「Rising Stars」は中小規模の販売事業者の成長支援を目的に、Amazon Adsが取り組んでいるプロジェクト。このプロジェクトでは、Amazon Adsを活用してビジネスの飛躍を目指す販売事業者の挑戦を、ドキュメンタリー形式で記録し、届けている。

 そして『ライジングスターズゼミ』は、“失敗から学ぶ成功のヒント”をテーマに、お笑いコンビ「ミキ」の2人が中小規模の販売事業者の失敗や苦悩から成功を収めた秘話に迫るスピンオフコンテンツ。「Rising Stars」では語り切れなかった部分を、ミキの2人がユーモアを交えてわかりやすく掘り下げている。

【学びの先に、未知はひらける】ライジングスターズゼミ 京でん篇

広告に関する悩み、いいコピーが思いつかない!

司会:さて、ここからはAIを活用した広告クリエイティブの制作実践セッションを行いたいと思います。先ほどの基調講演で、Amazon AdsとCanvaのコラボレーションについて紹介がありましたが、Canvaではいかに効率的に広告クリエイティブを制作することができるのか、ぜひ会場の皆さんに体験いただこうというセッションです。

 竜田さんは日頃、広告に関する業務で手間やハードルを感じる場面はありますか?

竜田:「コトカル」のメイン商材は、お札が折れずに収納できるミニ財布です。Amazonのストアでも販売しているのですが、ほかにも本当にたくさんの「ミニ財布」が販売されているので、どうにか広告で差別化できないかと考えています。競合との違いをどんなキャッチコピーで表現すればいいか、考えれば考えるほど沼にはまっていき、なかなかいいコピーが浮かばないんですよね。

 また、コトカルの財布は特殊な構造で、お札をシュルッと入れることができます。それの特徴を写真で表現するのは難しいので、動画広告の制作にトライしたこともありました。やはり広告の成果は良かったのですが、動画は1つクリエイティブを作るだけでもかなりの時間がかかります。本当はもっと動画広告も活用したいのですが、制作のハードルが高く、なかなか進んでいません。

AI vs ミキで「ワードセンス」の公開生バトル!

司会:そんな竜田さんに、まずは「キャッチコピー制作対決」をご用意させていただきました。竜田さんにはCanvaでAIを活用してキャッチコピーを生成いただき、ミキのお二方には“ワードセンスを駆使して”キャッチコピーを作成していただきます。お二人、意気込みはいかがでしょうか?

昴生:まさに人間 vs AIの対決ですね。ミキを結成してもう13年です。M1はじめ色んなショーレースに出させてもらい、上方漫才の奨励賞もいただいています。これから上方漫才を背負っていくという気持ちでやってますので、AIには負けてられないですよ。人間の温かみというものを、僕らが出していきたいと思います!

司会:期待しています! バトルで使う商材はコトカルのミニ財布です。キャッチコピーに入れていただきたいこの商品の魅力は、コンパクトなのに機能的で、お札を曲げずに収納できること。そして素材にこだわっている点です。制限時間は2分、それではスタート!

竜田:僕も昨日教えてもらったんですが、Canvaにある「キャッチコピー自動生成」の機能を使うと、AIが瞬時にキャッチコピーを生成してくれるんですよ。Canvaのマジック作文を開いて、キーワードをいくつか並べて入力するだけで……20個のキャッチコピー案を作ってくれました!

ミキ(昴生・亜生):もう20個できたんすか?! すごいですね!

司会:2分経過したので、ここでタイムアップです。では、皆さんにできたキャッチコピーを発表いただきましょう。

「財布かずお~サツタバの花~」というキャッチコピーを出した亜生さん
「財布かずお~サツタバの花~」というキャッチコピーを出した亜生さん
「コトカル助かる イェイ!なんだこいつー!!(ジョイマン風)」というキャッチコピーを出した昴生さん
「コトカル助かる イェイ!なんだこいつー!!(ジョイマン風)」というキャッチコピーを出した昴生さん
AI生成の20案から「滑らか収納、京都の技が光るコトカル」というキャッチコピーを選んだ竜田さん
AI生成の20案から「滑らか収納、京都の技が光るコトカル」というキャッチコピーを選んだ竜田さん

司会:素晴らしいコピーをありがとうございました。CanvaのAIも瞬時に生成してくれましたが、やはり人間の創造力やワードセンスも捨てがたいですね。

Amazon AdsとCanvaとのコラボ機能、動画広告も6分で作れる!

司会:続いては、動画広告のクリエイティブに進みたいと思います。Canvaで提供されているAmazon Adsの広告テンプレートを使い、動画広告を6分で作成していただきます。では、ここから6分間スタートです!

竜田:これすごいのが、CanvaはAmazonの広告コンソールと連携してるんですよ。Amazonに出品している商品の画像がCanva上でもアセットとして出てくるので、作業がとてもスムーズです。商品画像の背景を一瞬で消したり、さっき作ったコピーをテンプレートに合わせて配置したら……。

竜田さんを応援する亜生さん
竜田さんを応援する亜生さん

亜生:すご!全部ワンクリックで操作できますね。すごい、速い!

竜田:できました! 昨日は5分でできたんですが、緊張してもっとかかってしまいました(笑)。

亜生:それでもここまでできるのはすごいですよ!

昴生:僕パソコン詳しくないですけど、これなら細かい操作を教えてもらわなくても、遊び感覚でいろいろ触りながら楽しく動画作れそうですね。

司会:CanvaではAmazon Adsのテンプレートを使用できるだけでなく、Amazonの広告コンソールと連携しているので、シームレスに画像の選択や動画作成、そして動画のレギュレーションチェック、アップロードまで簡単に行うことができます。竜田さんが作った動画を見てみましょう。

Amazon AdsとCanvaのコラボレーションの詳細、CanvaのAmazon Adsアプリの利用方法については、Amazon Adsの記事「Amazon AdsとCanvaが新しいアプリでクリエイター向けのワークフローを簡素化」をご覧ください。

日々モノ作りに励みながら、自分で販売や広告までできる!

司会:竜田さん、Canvaを使ってみていかがでしたか?

竜田:ぜひこれから使っていきたいと思いました。20個のキャッチコピー案を作ってもらった上で、別案を出してもらうなんて、人にはなかなかお願いしにくいですよね。AIなら気兼ねなくお願いできますし、動画もこれほど簡単なら色々な種類を作成できそうです。

昴生:職人さんはモノ作りに没頭しているイメージで、商品を売るところまで自分でやる人はあまりいないのかなと思っていました。でも、労力をかけずに簡単に広告を作れるなら、こんなにいいことはないですよね。自分でモノ作りしながら、自分で販売もできる。素晴らしいと思います!

司会:早いもので、終わりの時間となってしまいました。Amazon AdsとCanvaとの連携により、AIで非常に簡単に広告を制作できることが、会場の皆さんによく伝わったのではないかと思います。デモをしていただきました竜田さん、そしてミキのお二方にどうぞ大きな拍手をお送りください。ありがとうございました!

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この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:アマゾンジャパン合同会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2025/10/31 17:38 https://markezine.jp/article/detail/49979