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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Spring

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CVR286%を実現!認知で終わらず獲得までつなげたNTTドコモ ahamoの「スマホ不安超常現象」

「昭和レトロ×オカルト」でZ世代の心をつかむ!

MZ:具体的な取り組み内容をお教えください。

河上:初年度の第1弾では、まずチャレンジ的に取り組みました。「ahamoの名前は知っているが、どんな価値があるのかまでは伝わっていない」という課題を前提に、ブランデッドダイレクトの考え方を取り入れた動画を制作。“バカップルの会話”をモチーフに、スマホのわからないポイントをコミカルに描き、「それはahamoで解決できるよ」という流れでLPへ導く構成にしました。結果、主要KPIは約700%を達成するなど、大きな成果が得られました。

 今回詳しくお話しする施策は、第2弾として取り組んだものです。クリエイティブ設計にあたり、3つのポイントを意識しました。

 まず1つ目は、ネクストアクションにつなげる設計です。主張とレスポンスを両立させる電通デジタル独自の動画フレームワーク「A!MAC(アイマック:Attention・Interest・Merit&Motivation・Action)」を活用し、短尺動画でLPへ遷移させる構成を組みました。

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河上:ターゲットのインサイトを捉えるため、調査データやワークショップ、AIリスニングを実施し、“スマホ不満”を感じる4つのシチュエーションと悩みを抽出しました。その課題をahamoのスペックで解決できるという構成にし、LPへの遷移を促しています。

 2つ目は、縦型動画特有のスワイプリスク対策です。指を止めてもらうためにZ世代をリサーチしたところ、「昭和レトロ」や「オカルト番組」といったジャンルへの興味が高いことがわかりました。そこで、その2つを掛け合わせた世界観を採用。「スマホ不安超常現象」と題し、広告らしく見せないトップカットから始まり、エンタメ化することで最後まで見てもらいやすい動画構成にして、視聴離脱を防いでいます。

世界観に没入したまま、LINE友だち追加まで進める導線を準備

松村:3つ目は、LPの設計です。動画を見てLPに遷移した際、動画の世界観とLPのクリエイティブの差で「現実に戻され、モチベーションが下がる」ことのないよう意識。動画の世界観をそのまま引き継ぐ形でLPも制作しました。

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松村:スクロールを促進する仕掛けを組み込むとともに、4種の動画それぞれに合わせたLPを準備しました。スクロールしていくと「ahamoの謎」が解き明かされる構成にし、最後にLINE友だち追加へと自然に誘導できるよう工夫しています。

株式会社電通デジタル アドバンストクリエイティブセンター ブランデッドダイレクトクリエイティブ第4事業部 松村朋美氏クリエイティブプランナーとして、顧客獲得を目的としたダイレクト領域の広告プロジェクトをリード。データ分析に基づいた戦略立案から企画・制作ディレクション、配信後の効果測定までを一貫して担い、PDCAを回しながらクライアントの成果に直結するクリエイティブを追求する。
株式会社電通デジタル アドバンストクリエイティブセンター
ブランデッドダイレクトクリエイティブ第4事業部 松村朋美氏

クリエイティブプランナーとして、顧客獲得を目的としたダイレクト領域の広告プロジェクトをリード。データ分析に基づいた戦略立案から企画・制作ディレクション、配信後の効果測定までを一貫して担い、PDCAを回しながらクライアントの成果に直結するクリエイティブを追求する。

高嶋:目を引く動画コンテンツが数多くある中で、企業色を出しすぎるとZ世代にはすぐにスキップされてしまいます。その点、「昭和レトロ×オカルト」という企画は純粋におもしろく、動画として非常によくできていると感じましたね。

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CTR125%、CVR286%など目標を大幅達成!新規申込数もアップ

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この記事の著者

太田 祐一(オオタ ユウイチ)

 日本大学芸術学部放送学科を中退後、脚本家を目指すも挫折。その後、住宅関係、金属関係の業界紙での新聞記者を経て、コロナ禍の2020年にフリーライターとして独立。現在は、IT関係を中心に様々な媒体で取材・記事執筆活動を行っています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社電通デジタル

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2025/11/28 11:00 https://markezine.jp/article/detail/50009

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