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CVR286%を実現!認知で終わらず獲得までつなげたNTTドコモ ahamoの「スマホ不安超常現象」

CTR125%、CVR286%など目標を大幅達成!新規申込数もアップ

MZ:施策の成果はいかがでしたか。

松村:目標として掲げていた指標をすべて大幅に達成できました。具体的には、CTR(動画のクリック率)が125.0%、CVR(LP来訪ユーザーのLINE友だち追加率)は286.0%、CV(LINE友だち追加数)は324.5%と、いずれの達成率も高い成果を上げています(2025年3月22日~4月31日単月実績)。

 また、動画配信後3ヵ月間のリスティング広告実績では、新規申込数の達成率122.0%を記録。一連の取り組みを通して獲得領域まで効果が出ており、Z世代に「ahamoは自分向けのブランドだ」と感じてもらうことに成功しました。

高嶋:動画の完全視聴率は第1弾の施策よりも上昇しており、クリエイティブとしての手応えを強く感じています。昨年度から「タレントの力を使わず、コンテンツの中身で勝負する」という方針を意識していましたが、Z世代に刺さるテーマで関心を持っていただけるクリエイティブを実現できました。

 GAの計測結果でも、広告に接触した人は未接触の人に比べて「ahamo 契約」というキーワードの検索率が約30%増加していました。「興味を持ってサイトを訪れてもらう」という施策の狙いがしっかり成果として表れており、とても満足しています。

ブランド好意度と獲得、双方の両立へ

MZ:成果につながったポイントはどこにあるとお考えですか。

河上:CVから逆算して設計したことが大きいと思います。Z世代が何に興味を持ち、どんなきっかけで行動に移るのかを捉えたことで、興味喚起のアプローチがうまく機能しました。

 またZ世代特有の、コンテンツへの“偶発的な接触”から関心を持ってもらえた点も成果ですね。結果的にニーズや悩みの顕在化にもつながり、ブランデッドダイレクトの戦略がうまく機能したと実感しています。

松村:認知と獲得、両指標のエンゲージメントを高めるブランデッドダイレクトの考え方を落とし込み、パーソナルな興味を生み出すコミュニケーションでZ世代との関係性を深められました。ブランドの好意度も上がり、ロイヤルカスタマー化の土台も築けたのではないでしょうか。

MZ:最後に、今後の展望についてお話しください。

高嶋:今後も、同様の課題は出てくると思います。たとえば新プラン「ドコモ MAX」などでも、似た構造の課題の発生が想定されるでしょう。今回得た知見を活かしながら、健在層向け施策の強化とミドルファネル施策の両輪で取り組みを続けていきます。

松村:私は普段、獲得施策を中心に担当していますが、今回はミドルファネル施策で成果に貢献できました。今後もミドルファネルと獲得の両面から企業様を支援できるよう、取り組みの幅を広げていきたいです。

河上:「名前は知られているが、獲得にはつながらない」という課題は多くのブランドで共通しています。スペック訴求だけでは伝わりづらい部分について、興味を喚起する表現で届けることが重要です。そして、ブランド好意度も上がるような仕掛けにできれば、よりエンゲージメントは深まります。こうしたコミュニケーション設計やクリエイティブのニーズは今後ますます高まっていくことでしょう。引き続き、NTTドコモ様との取り組みを強化していきたいと思います。

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この記事の著者

太田 祐一(オオタ ユウイチ)

 日本大学芸術学部放送学科を中退後、脚本家を目指すも挫折。その後、住宅関係、金属関係の業界紙での新聞記者を経て、コロナ禍の2020年にフリーライターとして独立。現在は、IT関係を中心に様々な媒体で取材・記事執筆活動を行っています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社電通デジタル

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2025/11/28 11:00 https://markezine.jp/article/detail/50009

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