ネット調査会社の米ニールセン・ネットレイティングスは、2006年の米国検索市場の検索数ランキングを発表した。そのトップ5は以下のとおり(カッコ内は総検索数、パーセンテージは市場占有率)。
1位 Google (3,097,838,000) 49.5%
2位 Yahoo! (1,518,249,000) 24.3%
3位 MSN/Windows Live (515,526,000) 8.2%
4位 AOL (389,577,000) 6.2%
5位 Ask.com (159,586,000) 2.6%
1位のGoogleは、Yahoo!を大きくリードし、シェアでは49.5%を獲得。昨年の47.7%から成長したものの、50%の大台には達しなかった。Yahoo!のシェアは、昨年の21.8%から24.3%に成長してGoogleを追っているものの、その差はなかなか縮まらない。検索数の推移を昨年と比較すると、Googleの検索数は約31億で31%アップ、Yahoo!は約15億の検索数で27%アップしている。
1位と2位が、市場の7割を超えるシェアを獲得している一方で、3位以下は激戦となっている。MSNからWindows Liveに移行したMicrosoftだが、この1年で検索数は12%もダウン。シェアも昨年の11%から8.2%で落ち着いている。
それに続くAOLのシェアは6.2%、Ask.comは2.6%だが、Ask.comは33%も検索数を伸ばし急成長している。
Google圧勝で終わった2006年だが、2007年もYahoo!の追撃、さらに3位以下の検索エンジンの動向が注目される。
プレスリリース:"NIELSEN//NETRATINGS ANNOUNCES NOVEMBER U.S. SEARCH SHARE RANKINGS" (PDF)
参考サイト:"Yahoo and Google battling for every inch of search market" (TG Daily)