2026年は欧米にも進出しつつ、「志ファースト」の事業も準備中
MarkeZine:これからの企画展の展開についてうかがえますか?
明円:自分たちのアイデアや作っているものを、どこまで広げられるんだろう?と、考えるのが楽しくて、もはや生きがいになっています。ただ、まだ道の途中です。2025年から韓国や中国などアジアでの展開を始めましたが、2026年はヨーロッパやアメリカにも持っていきたいなと。人種や文化などのバックグラウンドは違っても、「いい人だな」「いやだな」などと思う感情は大きくは変わらないように思っています。
MarkeZine:ENTAKU produce、そして明円さんはどこへ向かうのでしょうか?
明円:この5年は本当に自分たちの好きなものを作って、企画展がここまで大きくなり、「体験」というお題で声をかけていただく機会も増えました。まだまだ色んなアイデアがあるし、やりたい企画もたくさんあるのですが、自分の仕事のポートフォリオのせめて3割くらいは「志ファースト」であるほうが、心が健やかにいられるかなという思いもあります。

2026年はただ話題になる仕事を手掛けるだけでなく、世の中に価値を還元できる事業もやっていく計画です。具体的には、シルバー世代のエンパワーメントや、観光による町おこし事業などを準備しています。2026年、ENTAKU produceはこれまでとまったく違う会社になっていると思いますよ。
MarkeZine:また楽しみな展開があるのですね。明円さんは、(広告業界の)クリエイターとして新しいキャリアを提示されているように感じました。
明円:ありがとうございます、嬉しいですね。CMプランナーからキャリアを始めましたが、もはや自分でも自分が何者なのかわからなくなってきました。でも、結局、僕の根底にあるのは「エンタメ」なんだと思います。とにかく人に喜んでもらうのが好きで、企画展の会場でつまらなそうにしている人とかを見ると気になってしまうんです。よく「どうしたらアイデアが思いつきますか?」という質問を受けるのですが、「思いつく」ではなく「気が付く」ものだと思っています。

ENTAKU produceは半年後の計画が何もありません。未来はわからないので、中期計画を立てないことにしました。アイデアとそれを実現する力さえあれば、それが一番のリスクヘッジになると思っています。
