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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Spring

BEST OF MARKETING AWARD 2026

EC売上420%増!カミソリ×恋リアでZ世代男子の認識を変える、シック・ジャパンの「リアル」な戦略

「三位一体」の制作体制とリアリティで、Amazon売上420%を叩き出した統合体験

 本施策の核心は、広告主(シック・ジャパン)、広告代理店(kiCk)、メディア(ABEMA)が初期段階から連携した「三位一体」の制作体制にある。従来のブランデッドコンテンツは、メディア側の「視聴者優先」と広告主の「機能訴求」が衝突しがちだが、今回は代理店側とメディア側の双方にクリエイティブディレクター(CD)を立て、両者が強固に連携。番組視聴者に刺さる表現と、広告主が訴求を担保したい機能価値を高い次元で融合させた。

 制作された3本のWeb CM(『産毛じゃないの?』篇、『大学生の朝』篇、『憧れの友達の兄』篇)では、出演メンバーが「産毛・清潔感」といった等身大の悩みを吐露。特に『Schick FIRST TOKYO Q』と題した動画では、出演者が初めてシェーバーを体験する様子を一発撮りで収録した。この「嘘のない自然な反応」が、製品の特長である「セーフティワイヤー」による肌へのやさしさを、語らずとも伝える結果となった。

 さらに、この熱量を購買へ繋げるための「オンラインからオフラインまでの一気通貫した導線設計」も秀逸だ。

  • デジタルの波及力:ABEMAでのCM配信を起点に、演者自身のSNSアカウントからの発信を連動させ、視聴者のAmazonへのコンバージョンをスムーズに誘発
  • 店頭での体験拡張:全国のドラッグストアなどの店頭什器に『今日好き』の世界観を反映したキービジュアルを展開。オンライン上で得た「憧れ」や「共感」を、購入の現場で再燃させる仕掛けを構築

 一連の取り組みの結果、定量的な成果としてABEMA番組枠での動画視聴完了率は95%以上を記録。ビジネス面でも成果を出し、Amazonでの初速売上は施策前比で420%を記録した。また、ブランド全体の売上も2桁成長を達成し、サイトへのオーガニック流入も約1.5倍に伸長した。

 『今日好き』は女性視聴者が多い番組だ。男性商材を扱う意図を問われることもあったが、「女性視聴者がパートナーや家族に勧める」というコミュニケーションが生まれ、結果として購買を促進した。この点も、大きな成功要因だ。単なるタイアップを超え、市場の固定観念を覆す「新しいライフスタイル」を浸透させたこの事例は、現代のブランディングにおけるメディア活用の理想形の一つと言えるだろう。

取り組みの関係企業:シック・ジャパン(広告主)、kiCk(広告代理店)、AbemaTV(メディアパートナー/)

【BEST OF MARKETING AWARD 2027 開催決定!】
2026年春より募集をスタートします。皆さんの日々の取り組みや事例、挑戦を奮ってご応募ください!
詳細は後日改めて、BEST OF MARKETING AWARDサイトにてお知らせします。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2026/02/16 08:00 https://markezine.jp/article/detail/50306

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