SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2026 Spring

CreatorZineピックアップ(AD)

いきなり高度なAIツールは不要? クリエイティブ業務にAIを組み込むコツともたらされる変化とは

 生成AIは敵なのか、味方なのか――。これはAI時代のクリエイターにとって大きな問いだろう。「AIで人間を代替するのではなく、人間を強化・進化するためにAIを使う」という軸で、企業の事業に合わせたAI導入を支援してきたMMOL Holdings。3月19日に開催されたオフラインイベント「Creators MIX 2025」に登壇した同社の代表取締役 河野貴伸氏が、クリエイターがAIと上手く付き合い、力を発揮するためのAI活用を語った。

AIを活用するポイントは「事業戦略と一緒に考える」こと

 MMOL Holdings(ミリモルホールディングス)は、さまざまな企業の業務におけるAI導入をサポートしてきた実績を持つ。同社が大切にしているのは「AIで人間を代替するのではなく、人間を強化・進化するためにAIを活用していく」という考えかたである。

 ただし、「AIを取り入れても、すぐに業務が楽になるわけではない」と河野氏は言う。AIを活用する際は、事業戦略と一緒に考えることが重要だ。同社は「どこにAIを活用するとより業務を効率化できるのか」といった分野に専門的な知見を持っているため、効果的な活用を支援できるという。

 河野氏は、自身の経験にもとづいたプロフェッショナルな視点をもとに、実際の業務やクリエイティブにおける具体的なAI活用を紹介した。

 昨今では社会にAIが浸透し始め、ビジネスのさまざまなシーンに影響を与えている。多くのクリエイターが「AIは敵か味方か」「信頼できるのか」といった疑問を抱きながら、AIとの付き合いかたに悩んでいることだろう。

 とくに直近では「AIエージェント」が話題だ。AIエージェントは、対話型の生成AIと違い、実際のタスクを人間の代わりにこなしてくれるもので、ますますAIが身近になってきていることを感じさせる。中国発のAIエージェント「Manus」が話題になったことも記憶に新しい。

MMOL Holdings株式会社 代表取締役 河野貴伸さん
MMOL Holdings株式会社 代表取締役 河野貴伸さん

 一方、河野氏は「実際の仕事にAIを組み込めている現場はまだまだ少ない」と指摘する。社内でAIの講習会を実施しても、実際には使う人とそうでない人に分かれているのが現状だ。「シャドーAI(※)」と呼ばれる、一部の社員が会社とは異なる個人契約で、ひそかにAIツールを利用するといった問題も起きている。

(注:シャドーAIとは企業のシステム管理部門が管理・関知していない状況で、従業員が許可なく業務に生成AIを利用すること。 シャドーITと同様、情報漏洩や著作権侵害の危険性が指摘されている)

まずは個人向けAIツールを組み合わせよう

 では、AIを業務に“組み込む”ためにはどういった視点が必要なのだろうか。河野氏は、そのポイントとして「AIに何を任せるのかを明確にすることが大事」だと言う。たとえば、チームを支援するAIなのか、経営を支援するAIなのかによって、その活用の仕方は異なるのだ。

 また、AIの技術が発達しても、業務のすべてをAIに完全に代替させることは現実的ではない。AIの強みを考え、どこにその力を活かすべきかを考える必要がある。AIのメリットは、成果物のクオリティが低くても、やり直しが容易な点だ。河野氏は「厳密に設計しすぎず、まずは積極的に使ってみて、その結果を見ながら調整していく」ことが良いと提言した。

 人間が行っている複雑な仕事を、一発でAIに代替させることは難しいのも現状だ。それをふまえ「タスクを管理しやすい『かたまり』に分割したうえでAIに依頼するべき」と河野氏。分けたタスクをつないだワークフローを設計しておくと、AIを上手く活用できるという。

 例を考えてみよう。「競合他社の状況をドキュメントにまとめる」という作業を依頼する場合、「調査項目を作成する」「競合他社の状況を調査する」「結果をまとめる」といった形でタスクを分割する。同社ではこのやりかたを「モジュール方式」と呼んでいる。

 この1つひとつのタスクは、その性質によって適したAIサービスが異なる。そのため「いろいろなAIを組み合わせて使うのが良い」と河野氏は言う。AIサービス自体も、日々めまぐるしく進化していることもあり、いきなり法人向けの高度なAIツールを導入するよりも、まずは個人向けのAIツールを組み合わせることを推奨。そして、「AIを導入する際は、最初に業務全体のフレームワークを考えておくことが大切」だと強調した。

次のページ
タスクを分割したAI導入は、サイトコンテンツや広告の制作にも有効

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • note
関連リンク
CreatorZineピックアップ連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

岡田 果子(オカダ カコ)

IT系編集者、ライター。趣味・実用書の編集を経てWebメディアへ。その後キャリアインタビューなどのライティング業務を開始。執筆可能ジャンルは、開発手法・組織、プロダクト作り、教育ICT、その他ビジネス。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:MMOL Holdings株式会社

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2026/04/03 09:08 https://markezine.jp/article/detail/50386

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング