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掲載できる1枚を確実に撮るデジカメ撮影術

【デジカメ撮影術】マクロ機能を使いこなす小物撮影の方法

クローズアップするほど手ブレが生じる

 クローズアップ撮影では、ピントの合う部分の被写界深度のコントロールが重要になってきます。絞りが浅いと、ピントが合った状態で写る箇所が、ほんの一部に限定される場合があります。全体にピントを合わせるには、深い絞り値が必要になることがあります。

 絞りを深くすると、シャッタースピードも遅くなり、カメラを三脚で固定しないと、ブレが生じるようになります。全体的にシャープなピントでクローズアップ写真を撮影するには、マクロ機能のレンズと三脚はセットで用意するようにします。

 また、シャッターを切る際にも、手ブレを起こさないように注意が必要です。一眼レフならレリーズシャッター、コンパクトカメラならリモコンシャッターなどを使います。オートタイマーの短時間設定でも、手ブレ防止しながら撮影ができます。

すべてが目立つから細心の注意が必要

 深い絞り値で全体にピントを合わせた状態だと、被写体だけでなく、近くにある小さな汚れも写り込みます。とくに、バックスクリーンを使用して撮影する場合には、ゴミや埃などの汚れや、たるみがないか確認しましょう。布地であれば、肉眼で問題ないと思っても、念のため、ガムテープなどで埃などを取り除いてから撮影することです。

 小物の撮影は、小さい被写体を大きく撮るので、すべてがクローズアップされます。粗い部分も目立ってしまいます。撮影設定を細かくチェックし、被写体とその周辺を何度も見直すなど、細部にわたる気遣いが、写真の仕上がりを決めることになるでしょう。

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この記事の著者

瀬川 陣市(セガワ ジンイチ)

フォトグラファー、写真撮影講師。米国ウィスコンシン州立大学等で写真を習得。帰国後、商業写真撮影、フォトカードグッズ制作など広く写真を使った活動をする。旅写真など紀行物撮影を得意とする。企業、団体からのピンポイントに応じた写真撮影講座、執筆を展開中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2008/09/30 11:00 https://markezine.jp/article/detail/5204

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